最近うつ病が労災認定を受けた、というニュースを見かける。

記事を読むと、企業は社員を散々コキ使っているのが明白であり、まあ当然といえば当然だ。


でも、まだまだ足りないと思う。


企業は社員のメンタルヘルスに対して、もっと真剣に考えるべきだと思う。


考えるべきことは多岐にわたるが、今日は『上司の責任』について考えてみたい。


僕の会社ではうつ病での裁判沙汰はまだ発生していないが、うつ病に罹患した人は結構いる。

うつ病の原因はいろいろあるけど、確率的には多分仕事が原因であるケースが一番多いんじゃなかろうか。

しかし、未だかつて、部下がうつ病になったからといって、処罰された上司は一人もいない。

それどころか、僕がうつを発症した時の所属長は現在部長に昇進しているし、その上の常務は専務に昇任している。

つまり、僕の会社では部下の精神衛生の管理は賞罰の対象にならないのだ。


うつ病の原因が仕事にある、という証拠を突き止めるにはそれなりの労力がいるので、罹患者がそれを実行することは不可能だ。

でも少なくとも、人事部などでその社員の勤務状況やパワハラの有無などを調べるくらいしないとダメだと思う。

その上で、必要であればその上司に対して何らかの処罰をする。

そうでもしないと、上司たちのメンタルヘルスに対する意識が全然向上しない。

もちろん降格や左遷・減俸などといった重い処罰をする必要は無い。

ケースバイケースだが、例えば『部下の精神衛生管理を怠った為、譴責に処す』と掲示板に張り出すだけでも、かなりの効果があると思う。

その上司にとってはとてつもない不名誉だから。


日本企業はその辺を内々に処理してしまう風土があり、

『ま、仕方ないよね、次から気をつけてね』

という感じで済ませてしまうパターンが多いと思うが、それではちっとも自殺者は減らないと思う。


会社側からすれば、そんなことは面倒だし、経営陣からしたら余計な責任が増えるだけなので嫌がるかもしれないが、長い目で見れば、例えば労災だの裁判だの、そういう新聞に掲載されてしまうような事件はぐっと減り、よっぽど経営が健全になると思う。


今回のエントリは、あくまで自分が属している業界内を見渡した上でのものなので、他の業界がどうなっているかは分からない。(ITや外食あたりは酷そうだが・・・)

逆に、

『うちの業界はそういうの整っているよ』

という情報があれば、是非教えて欲しい。

自分の業界の健全化の手がかりになるかもしれない。


(※でも、僕がどの業界に属しているかは、個人情報なのでここでは書けません。ご了承ください)