膿栓というのは、まあ、誰しもが喉の奥に溜め込んでいる細菌やウィルスの残骸、及び食べ物のカスなどのことで、腺窩と呼ばれる小さな穴に白い塊となって存在している。


ただ、誰しもが溜め込んでいるといっても、個人差が大きく、何も感じない人もいるし、喉に異物感を感じて不愉快な人もいる。

人によって口を開ければ白い塊が見えるくらい大きくなることもあり、咳などの何かの拍子でそれが出てくることも。


この膿栓、基本的には人体には無害であり、咽喉科に行っても相手にされないケースもあるが、不愉快なものは不愉快だし、口臭の原因になることもある。


僕は、ちょうどうつが悪化し始めた頃から、この膿栓が気になるようになった。

最初はうつからくる精神的な違和感かと思っていたが、実際に喉のおくから白い塊が出てきたときにはすごく驚いた。

1回取れると、しばらくはなんとも無いが、2週間くらいで復活する。

その度に無理やり取ろうと、綿棒を突っ込んだり、口の中にシャワーをかけたりして強引に取っていたが、埒があかない。

仕方なく、咽喉科に行ってみたが、案の定相手にされないどころか、いちいち内視鏡検査までされて、膿栓の対処もしてくれないのに3000円もボッタくられた。


結局、不愉快なままずーっと放置していたわけだが、何故かいつの間にか出なくなってしまった。

ちょうど、補中益気湯を飲み始めた頃からである。


補中益気湯が膿栓に効くなんて話は聞いたことがないが、何しろ漢方は何がどこでどう効いてくるか分からない部分も多い。


僕は補中益気湯がなんとなく好きで、倦怠感にもそれなりに効いているとは感じているが、案外膿栓にも効果があったのかもしれない。