- 「うつ」を克服する最善の方法―抗うつ薬SSRIに頼らず生きる (講談社プラスアルファ新書)/生田 哲
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以前、別のうつ病関連の書籍で、名指しで叩かれていたので、どれだけ非道いのか、興味本位で買ってみた。
結論。
・・・買わなきゃ良かった!!
全部きっちり読んで、感想を書こうかと思ったけれど、あまりにも非道い内容なので、斜め読みだけで挫折してしまった。
内容的にはまあ、よくあるSSRI叩き系。
それはいい。
よくあることだ。
例によってコロンバイン事件なんかも取り上げられている。
もう見飽きたパターンだ。
しかしこの本は次元が違う。
まず、「うつを治す薬は無い」と言い切っている。
さらに、セロトニン仮説は仮説でしかなく、うつとはあまり関係ない的なことを書いている。
そして、うつは人間の感情のひとつでしかなく(つまり「うつ病」なんて存在しない)、「うつは自然に治る」と書いている。
これで終わりならまだいいのだが、著者は、自分や妻もうつ経験者だと主張し、水泳などの有酸素運動やセントジョーンズワート、食事療法、瞑想でセロトニンをコントロールしてうつから脱却したと書いている。
うん。
実に矛盾している。
セロトニン仮説、結局肯定してるし。
大体、抗うつ剤全てを否定しているけど、書籍に出てくるのはSSRI・SNRI(しかもほとんどプロザック)だけで、3環系・4環系については全く触れていない。
著者は薬学の博士である。
そしてアメリカでの研究期間が長い。
つまり、アメリカでの机上の空論をそのまま日本に持ち込んでいるだけと思われる。
医師じゃないから臨床経験なんてゼロだろうし、そもそも日本にはプロザック売ってないし。
自分もうつ経験者だという主張も気に入らない。
本物のうつ病は、水泳なんてできないよ?
興味本位にトンデモ本に手を出すと、最終的には自分が不愉快な思いをするだけという、教訓にしかならなかった。
今、抗うつ剤を飲んでいる方々はこの本を読んでも不安になるか、不愉快になるか、いずれにしても損をするのでやめておいたほうが・・・と思う。