うつ状態が酷かったころその存在を知り、良くなったら是非行こうと思っていた場所があった。
その名は「金魚坂」。
文京区は本郷。
東大のすぐそばの閑静な住宅街の一角。
そこに「金魚坂」はある。
もともとは古くから続く金魚の卸問屋だったらしいのだが、今では小売もやっている。
そして何より、喫茶店を併設しているのが面白い。
金魚マニアの僕としては、これは放っておけない。
幸い今日は体調が良く、嫁と都内に出かける用事があったので、ついでに行ってみた。
卸もやっているので、かなりの数の金魚がいた。
種類の良くワカラン稚魚もどっさり。
金魚&錦鯉の釣堀コーナーもあった。
子供たちがおおはしゃぎで釣りに熱中していた。
しかしこの釣堀、キャッチ&リリースをしなくてはならないらしく、どいつもこいつもスレていて(人を警戒すること)、僕が近づくと一斉に逃げていった。
これはなかなか珍しい光景で、普通金魚は釣られることなんてないので、人が近づくと我先にと接近してくるものだ。
「エサよこせー」と。
一回りした後、喫茶店に入ってみた。
これが喫茶店の入り口。
入り口の周りにも金魚が泳いでいる睡蓮鉢がたくさん並べられている。
店内の写真は無いのだが、中は中で、やはり金魚一色。
生体はいないが、グッズで埋め尽くされていた。
僕はレアチーズケーキ、嫁はアップルパイを注文。
なかなかの美味。
最後に金魚売り場をもう一周。
実は先日買って来た蝶尾が、いろいろと不運が重なってあっという間にお亡くなりになってしまわれたので、改めて新しい金魚が欲しかったのだ。
・・・しかし、この店の金魚は高い。
本当は土佐錦が欲しかったのだが、なんと20,000円。
手が出ねぇ。
普通の和金なんかも最低500円からだったりして、かなりのお値段。
僕の地元の金魚屋の倍はする。
卸もやっているので、格安を期待していたのだが・・・。
東京のど真ん中だからなのか、それともよほど品質が良いのか。
とにもかくにも、1匹くらい買って帰りたかったので、飽きる嫁を放ったらかして、ひたすら金魚を物色。
そんな中、僕が目をつけたのが意外にも、シンプルな流金。
形がしっかりしていて、色彩も良いし、みんな元気。
1,200円という値段は、やはり高く感じられたが、手が出なくは無い。
そこで、やや更紗色調のものを選んで購入した。
現在は我が家の睡蓮鉢の中で水質調整中。
金魚にあまり興味の無い嫁には申し訳なかったが、なかなか充実した1日を送ることが出来た。
・・・っていうか、こうして嫁と都内をデートするのが本当に久しぶりで、そのことが一番嬉しかった。
毎週こんな週末が過ごせるようになればいいなぁ。



