僕は基本的に家族を大切だと考えている。
そして、ご先祖様も大切だと考えている。
ご先祖様あっての自分なのだから。
昔、高校教師から
「葬式などの弔事は、死んだ本人には関係なくて、遺された人たちが、自分自身のためにやっているものなんだよ」
なんて話を聞いたことがある。
確かに、死んでしまえばどんなに盛大にお葬式を挙げてもらおうが、立派なお墓を建てて貰おうが、本人には分からないわけだが・・・。
でもそういう考え方は僕は嫌だな。
僕は、多分ご先祖様はどこかで僕たちのことを見守っているんだと思う。
だからお葬式もそうだが、お盆とか大晦日に親族みんなが集まってご先祖様をお祭りするのはとても意義があることだと思う。
親族みんなが揃う機会もそんなに無いしね。
ところが、僕の家系は、実は複雑な事情があって、母方はここのところめっきりお墓はご無沙汰してしまっているし、父方に至っては複雑すぎてお墓が無い。
仏壇も無い。
だから僕は「お盆に田舎に帰る」というイベントをずーっとスルーしていた。
しかし、一昨年結婚して、嫁のほうの実家に行く必要性が生じた。
僕にとっては、むしろちょっと嬉しかった。
「帰省」って、毎年やってる人は飽きているかも知れないけど、その味をあんまり知らない僕にとってはかなりのワクワクイベントなわけだ。
だがしかし。
去年のお盆はうつ状態が酷くてお盆どころではなかった。
これは「残念」というわりも「申し訳ない」という感情が先行した。
嫁の親戚というのは、僕と血が繋がっていないわけで、そう思うのはちょっと不思議かもしれないのだが、とにかく僕は自責の念にかられていた。
うつの影響かもしれないけど、それ以上に、多分僕は家族の絆やご先祖様への畏敬の念が強いんだと思う。
今年はいまのままの体調を維持できれば、無事、嫁の田舎で過ごすことが出来そうだ。
東京の空気はいかにも脳に悪そうなので、田舎の新鮮な空気を吸って、リフレッシュしてきたいと思っている。