僕が魚類好きなのは今までにも散々書いてきたが、実は我が家は魚類の飼育にはかなり適さない環境だった。

我が家は、というか、結婚前、まだ両親と一緒に暮らしていた頃の話だが。


これはどういうことかというと。


僕の父親の魚類に対する仕打ちがすごいのだ。

別に虐待していたわけではないが・・・。



僕が幼稚園児のころ、我が家には60cm水槽があって、いろいろ金魚を飼っていた。

まあ、当時の僕に飼育能力はないので、主に父親が面倒を見ていたのだが・・・。


ある日、突然金魚が全滅するという事件が発生した。

母や兄は、一体何が・・・という感じでおたおたし、僕は大泣き。

そこで父親が一言。

「水槽と砂利をクレンザーで洗ったのがまずかったかなー」


工エエェェ(´д`)ェェエエ工


そりゃ、全滅するわ・・・。



僕が小学生になって、今度は自分で45cm水槽を飼ってきて、金魚を飼育していた。

この時は自分で全て管理していたのだが、どういうわけか父親が手を出したがる。

水槽にコケが生えると、たとえ水が綺麗でも掃除したくなるらしい。


で、僕がいない間に勝手に水槽を掃除していることが度々あった。


ちゃんとやってくれれば問題はないのだが、父親はクレンザーを使った男である。

タダではすまない。


ある日、水槽が忽然と姿を消してしまった。

僕は、これはもう父親の仕業だと思って、問いただしたのだが、なんと掃除中に水槽を割ったという。

息子の持ち物割るなよ・・・で、中身はいったいどうしたかというと、近くの川に放流したらしい。

( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚

あいつら、きっと長くは生きられなかっただろうな・・・。



事件はまだ続く。

今度は僕が大学生の頃だ。


前回の事件を踏まえて、今度はアクリル製の水槽を購入した。

そして、この時は金魚ではなく、熱帯魚を飼育した。

これは大学生になり、バイトを始めて、多少潤っていたこともある。


僕は、散々父親には手を出すなと言っていたので、さすがに勝手に水槽を洗うことはなくなった。

(相手が熱帯魚だと、水温調節とかがいろいろややこしく、父親も手が出なかったらしい)


そのため、しばらくは平穏な日々が続いていたのだが、あるとき、僕が大きなミスを犯した。

熱帯魚ショップでスポッテッドナイフフィッシュという魚を見つけ、その形のユニークさと値段の安さにに惹かれて、コイツがどんな魚かも良く知らずに買ってしまったのだが。

後から調べてみると、コイツは肉食で、しかも平気で1m以上に成長するという。

えーっと思って水槽を確認すると、早速小魚を食い荒らしている。

ネオンテトラ数匹が無残な姿に・・・。


とりあえず、このままではまずいのでナイフフィッシュを隔離して、僕は悩みながら大学に行った。

『今日のその時』が訪れたのはこの日だった。


僕が帰宅すると、隔離していたはずのナイフフィッシュがいない。

「もしや・・・」

と思った僕は、速攻父親に尋ねたのだが、案の定犯人は父親だった。

なんとまたもや。

川に放流したのであった。


(;´Д`)ノ父親よ・・・。


「アレ、肉食だったよー」と、父親に漏らしたのがまずかった。

生態系破壊もいいところだ。

まあ熱帯魚だから、日本の川で長生きすることは無いだろうが・・・。





半年後。

県内の別の川で、巨大なスポッテッドナイフフィッシュが捕獲されたという新聞記事が載ったのであった・・・。