僕の父親は、中卒ながら商売上手で、小さいながらも一国一城の主として仕事に励み、僕と兄を育て上げてくれた。

だから、僕は割りと尊敬しているのだが、いろんなことに関与せずにはおられない野次馬というか、なんというか、そういう性格がたたって、いつも家族みんなから怒られている。


今日、商売の関係で僕の家に来ていたのだが、そのときに新聞屋が来た。

僕は先週から朝日新聞を試読していたのだ。


で、「新聞、いかがでしょうかー」

と、様子を伺いにきたのだが、玄関で僕と新聞屋がしゃべっていると、いつの間にか僕の後ろに父親が立っていた。

「あのさー、健康ランドの券ちょうだい!

突然露骨に賄賂を要求する父。

あんた守屋夫人か!?

新聞屋は契約ゲットに必死なので、今は無いけど近日中にお届けしますと、応じてしまった。

で、何枚必要かと聞いてきたら

「月に5枚」

と、すげえ欲張ったことをおっしゃりやがった。

そんなに行くのか?健康ランド。


さらに、これで終わるかと思ったら、よせばいいのに新聞屋が、契約のお礼になにかサービス品を・・・とかなんとか言ってきた。

そこで、さて何をもらおうと僕が考える隙も与えずに

「洗剤!!」

と、父親。


洗剤って、あなたこの家の住人じゃないでしょ。

それでも新聞屋は半年の契約ゲットがよっぽど嬉しかったのか、洗剤を5箱も置いていった


ちなみに我が家には既にもう十分なくらい洗剤はあります。

嫁は唖然としております。

どーすんだこれ・・・。


※ちなみにうちの父親の武勇伝は他にもたくさんありますが、長くなるのでまた後日。