こんにちは音譜hanaですニコニコ

 

昨日と今日は息子の中学最後の文化祭でした

1日目は3年生の劇と作品展示見学、2日目は音楽発表会を満喫したのですが…


中学生の一生懸命な姿に感動するくらいだろうと舐めていた私・・・

息子のクラスの劇でビデオを持つ手が震えて、鼻水すする音が入ってしまうくらい泣かされてしまいました!!!えーん


簡単なストーリーをお話ししますね(要約です!台本通りではありません)


とある場所で突然目を覚ます三人の人間。

目の前には老人が一人と、白い衣服に包まれた人間が3人と、黒い衣服に包まれた人間が3人。


自分が誰かも、ここがどこかも分からない3人に老人が言います。


「おめでとう!!
ここは人間を世の中に送り出すところ!!
お前たちはもうじき赤ん坊になって生まれるのだ」



そして、
あおた・ももこ・きろう、という仮の名前を与えられます。

幸福になる自分たちを想像して喜ぶ3人・・・


ところが、そこに4人目・みどりが登場し、

「だれもが幸福になるなんて決まってない!!」
と水を差します


「未来が分かってるようなこと言うなよ」
と言い返す3人。

みどりはそんな3人に、
「一つだけ未来を教えてもらえるのよ。おじいさんに聞いたらいいわ」
と教えます・・・


聞こう聞こうと盛り上がる3人。


おじいさんは一人ずつ未来を教えはじめます・・・


あおたは、秀才。
友達はなく、遊ぶこともなく、支配的な母親に勉強を強制され、未来を決められ、絶望して団地の屋上に続く階段を上がっていく・・・


ももこは、自分の事を厄介者扱いする母親に育てられ、不良になり、深夜暴走族とバイクに乗り、反対車線に進入して横転事故を起こす・・・


きろうは、腕を失っている・・・子供達からからかわれるシーン、入学式の前日に母親が彼のために制服の腕を切り落としているシーン・・・



そして、誰もが幸福になれるわけじゃないと叫んだみどりは・・・

生後7日でコインロッカーに捨てられると聞かされていたのです。



動揺する3人・・・

そこへ、人間の世界より
欠員一名・誕生一名の合図があります。


名を呼ばれるみどり・・・


「死ぬと決まったわけじゃない。一緒に白い門をくぐり生まれよう」
と誘う白服たち。

反対に
「黒い門をくぐれば痛みもなく、ただ消えてなくなることができるよ」
とささやく黒服たち。

悩んだ末、みどりは生まれることを選びます。


みどりに勇気づけられ、

「自分たちの手でその後の未来を作っていこう!!」
と決意する3人。


ところが、そこへ欠員三名、誕生三名の合図・・・


そのうちの一人は、

「コインロッカー内で脱水症状で発見されたゼロ歳の少女」

というアナウンスが流れます・・・


自分の運命を恐れて黒い扉をくぐろうとするあおた

自分の運命を変える力を信じて白い扉に向かおうとするももこ

二人の間で迷うきろう・・・
 



そこへ、大きな大きな赤ん坊の声が聞こえてきます・・・



3人はその声を聞き、たった七日の命を精一杯生き切ったみどりの悔しさ、勇気、その想いを受け取ります・・・



見えた未来のその先を、自分たちで切り開くんだと決意する3人。

「これで何かが解決したわけじゃない。その決意を忘れるな」
と声をかける老人。



3人は白い扉に向かいます・・・


ふと立ち止まり、老人に質問するきろう・・・






物語は
大声で自分の腕に、別れを告げるきろうの決意の声で幕を閉じます・・・


ちなみにうちの子は裏方で一切登場していません(笑)

が、

画像のセリフのあたりから、もう手は震えるし、鼻水すする音は入るし、大変でしたあせるあせるあせる



「なんでぼくらを苦しめるんだ!!何のために生きるんだ」

と叫ぶ3人に、老人はこんなことも言います・・・


「闘うためだよ。

自分の境遇、

自分の能力、いや、自分のためだけではない。
世の中や社会のありとあらゆる不正や悪、みにくいものと闘うためだ。

子供が捨てられたり、
自殺したり、
落ちこぼれたりしてはいけないのだ。
手や足が不自由な人が、堂々と生きていける社会でなければいけないのだ。

そういう世の中をつくるために人は生きるのだ。

お前たちはまだ何もしていないではないか。」




生まれる前に死んでも
生まれてすぐに殺されても
虐待を受けても、
コントロールされて自分の人生を生きれなくても
何不自由なく愛されて育っても・・・


すべての命には、大きな大きな決意とエネルギーがパンパンに詰まっているという事・・・





自分に与えられた運命を受け入れ、そこから、自分の決意を思い出し、幸せになろうとすること・・・

与えられた命を全うするってどういうことなのか・・・?


文化祭だってこともすっかり忘れて、引き込まれ、考えさせられました・・・


また、子供たちの演技が本当に素晴らしく、
とても中学生と思えない!!!


私だけじゃなく多くの保護者を泣かせてました(笑)



結果も最優秀賞クラッカークラッカークラッカー
息子が喜んで報告してくれましたドキドキドキドキドキドキ


普通の時に見ても感動したと思います・・・


けれど、
この舞台、UMIを学んでいる私にとっては、すべてここにつまってるじゃん!!!!!!
と思うほど、学びの宝庫でした


全てはベストなタイミングでやってくる・・・


頭ではわかるけど、心の奥深くではまだ感じきれていなかった部分・・・


全部一気にどかーーーーっと心に入ってきましたよ


息子たちが教えてくれた・・・・


本当に幸せな時間でした
ありがとうドキドキドキドキ



 

 

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