ばいばいもかりん | コレモカブログ

ばいばいもかりん

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愛兎が永眠しました。7歳。オス。

未婚で彼女無しの、人間にしてみると58歳ほどでした。
彼女の一匹くらい、探せばよかった。

朝、お仕事へ行く前に「つんつん」と触ったのが最後。

うちのうさぎは撫でられたり触られる事を嫌っているので、
普段ならぶーぶー鼻を鳴らして怒るのですが、珍しく何も言わなかった。

夕方、お仕事から帰ってきて様子を見ると、
食欲のカタマリのようなうさぎが、
まだ朝ご飯を食べきっていない。

食欲無いのは珍しいな、大丈夫かなぁ、と思いながらも
この一週間はお仕事が立て込んでいて
ほとんど眠る時間がなかったので
3時間ほど横になった。

そして、夜起きたら冷たくなっていた。

お布団から顔を出して巣をのぞいたときは、
ごろん、と寝そべっているだけかなと
思ったのだけれど。

気づいてあげられなくてごめんなさい。
本当に私は鈍感だ。
いつも肝心な時に、気づいていない。


お部屋の掃除をした。

そうしたら
巣のところだけスキマができてしまって、

火葬場から戻ってきたうさぎは3分の1ほどになってしまって、

7年間聞こえ続けていた物音は
止んだ。


振り向くと、必ずうさぎがいるところで
ヴァイオリンの練習をして
パソコンでブログを書いたり
音楽を聴いたりしていたので、

用もなくスキマを振り向いてしまうたびに、
あの毛だまりはどこへ行ったんだ、と思う。

そろそろモテたかったのかな。
それとも、もう私に自立して欲しかったのかな。

正直、私のエゴで
うさぎは私と暮らすことになったわけで、
当のうさぎは幸せだったのか、しぶしぶだったのか
わかりませんが
私は、うさぎの存在が心のおおきな支えになっていました。

それすら、自分のエゴが丸見えで憎たらしいのですが、

確実に、7年前に出会っていなかったら
生きようとは思わなかったし、
私に生きる義務もないだろうと決めつけたと思う。

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うさぎがはじめて家に来た日。

ふわふわとして、手の平にのるくらい小さかった。

全然動かなくて、じぶんのお腹の上に乗せて
昼寝をしちゃったくらい。

しばらくウトウトしていたら、
お腹の上で盛大なオモラシをしてくれました。
・・・あったかい・・・。

いつだったか忘れましたが、
悲しくてお布団で泣いていたときに寄ってきて、
「あれ?なぐさめてくれるの?」
と思いきや、
いきなり頭をひっかかれたのには笑いました。

他にも、髪の毛を食べたり、
アトピーがかゆいところをかいていたら
寄ってきて一緒に掻いてくれたり、

食べかけのグミをテーブルに置きっぱなしで出かけて
帰ってきたらなぜか布団にグミが散乱していたりとか。

ヴァイオリンの練習をしていて
高音がイマイチきれいに出ないときに
お耳をパタパタさせる癖とか。
(変な音を出すと決まってやっていました)

とにかく、わたしに似て
とっても変わったうさぎでした。

撫でられたり、触られたりするのを
嫌ううさぎだったので
あまり「よいこよいこ~」って
なでなでした記憶はないのですが、

練習中、背後にふてぶてしく鎮座しているのを
感じるだけで幸せだったよ。

うさぎの好きだった曲、がわかれば
弾いてあげたいのですが
よくわからない。

でも、小さい時から毎日のように
ヴァイオリン聴いていたはずだから
よく聴いていた曲シリーズにしようかな。

モーツァルトのコンチェルト!
バッハ?パガニーニ?ベートーヴェン?ブラームス?プロコフィエフ?シマノフスキー?

いろいろ弾いてみようっと。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
愛する毛だまりへ

まだどこかで私のことを見ているのなら、
演奏を聴いて思う存分お耳をパタパタさせるなり、
いつものようにふてぶてしく鎮座するなり、
お好きにどうぞ。

夢に出てきて感想を述べるでもよろし。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

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さようならもかりん。
7年間、私と一緒に暮らしてくれてありがとう。

人間にはたくさん可愛がってもらったけれど
なんだかあんまり、うさぎにはモテなかったね・・・。
思うんだけどさ、いきなりがっついちゃダメなんだよ。

天国ではモテ期が到来しますように!
(まずは、数年前に思い切り振られた、
あの娘へ会いに行ってアタックすべし。
今度は、文字通りのアタックの前に
ごあいさつからしっかりして仲良くね)