小さくて細い軸のフックと、コンパクトなルアー。細いPEラインと、細いフロロカーボンリーダー。繊細なティップと、全体的にしなやかで華奢なロッド。弱めのドラグ設定と、いざという時に瞬間でテンションを緩めることが出来るレバーブレーキ。これらのバランスで今の自分の釣りが成立している。
魚のパワーを受け止めない。受け流す。だます。いなす。これが僕のシーバススタイル。
そんな先日は、今までだったら完全に無視してるような激シャロー。周りにはのんびりエサ釣りする人がチラホラなのどかな場所。風も波もなく。濁りなくクリアな水質。日中のドピーカン。ベイトがゆっくりと時折ピチャピチャしてるだけ。そんな条件で80アップ。
10年前の自分ならまあ釣れてない魚。タックルとルアーが年々進化して、年々多くのシーバスと出会えていると思う。柔よく~で来た道は間違いなかったんだなと思う。そしてこれからもこの道を粛々と進む。これまでもそうだったように、自分の釣りのために。