めだかボックス (3)1/2 暁月あきら/西尾維新

久しぶりのレビュー
まずはめだかボックスから





原作西尾維新×漫画暁月あきらによる学園改革ストーリー

支持率98％を誇る完全生徒会長黒神めだかとその幼なじみ人吉善吉ら箱庭学園生徒会が、
悩める生徒を救うため「生徒会」を「執行」する―――


第14箱(話)までは生徒のお悩みを解決しながら書記阿久根高貴、会計喜界島もがな、ら生徒会メンバーを構成
同時にめだかちゃんの荒唐無稽な完全無欠さも隈なく描写され序章の雰囲気

今レビューは14話からのガラリと作風がかわり怒涛の展開が次々と起こる「対風紀委員編」以降で





敵をも守る聖者めだかちゃんとやり過ぎ過ぎた正義の風紀委員長2年13組雲仙冥利が対峙する


生徒会も巻き込んだ雲仙の攻撃にめだかちゃんは上から目線性善説を採用しても許しはしない






人間離れしたバケモノ状態であるめだかちゃんの真骨頂その四、乱神モードに覚醒する

圧倒的に雲仙を倒すも雲仙は精神的にはやられずなおも屈する
彼は聖者からやり過ぎた正義に「改心」させようと挑発し潰されようとするも





寸前で生徒会役員が孤独な・孤高なめだかちゃんを止める・受け止める
「異常」な天才ではあるが彼らにも「普通」の居場所があるのだと再確認する



偽物語では本物と偽物で展開された西尾思想
めだかでは正義と聖者、究極的にプラスな両者で思想がぶつかり合ってますね

めだかちゃんほど性善的に聖者にはなれないし雲仙ほど性悪的に正義を貫けない
そんな普通な僕らは善吉のように好きな方に付いていけばいいのです

やはり善と独善もスタンスによって善になり悪にもなりうるのだと
褒めて伸ばすか、けなして伸ばすかの教育方法みたいなものですかね

対立したらガチで向かい会えばいいのです
だって両方正しいんだから手加減ご無用でやりあえばいい
少しでも退けばそれは精神的敗北を意味し漢が廃るッ！

過去のジャンプ漫画や谷口悟朗作品でもそう教わりました（笑）


(2/2へ続く)