下咽頭内視鏡手術のための入院は頭頸科や歯科での術後検査も終え今日退院。
今回は8泊9日。
頭頸科で経鼻内視鏡検査する時に「い〜」と声を出すように言われる。
経鼻内視鏡で座った姿勢で下咽頭を詳しく診るには下を向いたり首を振ったりするMK法が必要かと思ったら「い〜」で「い〜」んだ。
画像を見せてもらったが、術創は順調に回復しているようだが、嚥下時の痛みはまだ少し残っている。また、ぼんやりしていると唾液を誤嚥しそうになり咳が出ることがある。
という事で最後の食事も全粥、トロミ剤付き。
去年の食道内視鏡手術で入院した時も今回も、この病院の普通食(常食)はまだ一度も口にしたことが無い。常食になるとお品書きの裏側に次食のメニューが印字されていて、希望があればチェックして提出するのだが、ゼリーやお粥などの制限食の場合は病院のマスコットキャラクター(かにこちゃん)が印刷されていて食事の選択はできない。何回も繰り返していると、かにこちゃんがハズレのマークのように見えてくる。
写真は軟菜食というもので冷奴ならぬ煮奴なるものが出ているが、その前のソフト食という段階では「豆腐の裏ごし味噌汁」というのがあった。豆腐がノドにつかえないように裏ごしして味噌汁に入れる。う〜む、そこまでするかという徹底ぶりに感心。
(蛇足)
入院中に体重3kg減が目標も結果は約2kg減。
強制的に間食抜きとなったので中性脂肪は減ったに違いない。
(追記)
私が地域の総合病院に抗がん剤+放射線で入院して1週間で9kg減った時に病院食に不満を持ち、病院食について調べたことがあった。その時に、がんの種類毎に食事を考えている病院があるということを知った(参考URLはココ)。そのことも今の病院を転院先に選んだひとつだったのかも知れない。
病院食では一般的なAコースとパンや麺類などを中心としたBコースの他に下記のような一品料理も抗がん剤治療中で食欲がない場合には選択できる。それ以外の場合にも選択出来るかどうかは不明だが、前提として一般食(常食)になっていないと駄目だろう。
- フルーツ盛り合わせ
- カレーライス
- うどん
- 焼きそば
- お好み焼き
- いなり寿司
- スープ(コンソメ・冷製ヴィシソワーズ)
- ゼリー
- ヨーグルト
- プリン
- アイスクリーム
- シャーベット
- ジュース
下記は病院の栄養管理部が出している書籍。
食道がん向けの本は無いので胃がん向けで代替えか?
病院のコンビニでも売っていた。