4か月ぶりの定期検診。今回は造影CTと経口内視鏡と血液(腫瘍マーカー)検査。

その後の上部消化管内科の診察は、そんなに混雑している雰囲気でもなかったのだが、2時間以上も待たされた。どうやらCTの結果(画像診断医からのレポート)が遅れていたようだ。

 

消化管内科の診察では下咽頭の高度異形成(前がん病変)2か所を手術することにした。下咽頭は2021年8月にがんが見つかっていたが、とても小さかったので「生検でほとんど取れたに違いない」ということで無治療のまま経過観察を続けていた。昨年12月の検査で高度異形成と判定され、手術を打診されていた。

 

この段階でのがんの進行はゆっくりしているし、何より私が加入している医療保険の関係で昨年8月の食道の内視鏡手術から6か月以上間隔を開けたかったので先送りしていたもの。今回は前回とほぼ同じで悪化はしていないとのことだが、消えて無くなってしまったわけでもないので手術をお願いした。高度異形成が将来100%がん化するという事ではないが、以前にがんが見つかった場所なので、そろそろ手術で切除してもらう。

 

 

手術は基本的には内視鏡手術(ESD)だが、場所が下咽頭で嘔吐反応が出やすい場所。手術中に反応すると危険なので鎮静ではなく全身麻酔となる。手術についての詳しい話は後日伺うが、早速、肺機能検査、胸部X線撮影、歯科診察(マウスピース作成)、麻酔科診察などのスケジュールが組まれた。2021年に下咽頭がんが見つかった時に一度経験しているので流れは理解している。手術は最短で6月中旬、まだ2か月以上先の話になる。

 

下咽頭より気になるのは、その後の食道外科での話。

CT検査で心臓の前の部分に何やらモヤモヤした部分が見つかり、その診断に時間が掛かっていたようだ。心臓や肺ではなく、心臓と胸骨の間(前縦隔?)だという。食道は心臓を挟んで反対側にあるので通常は転移する場所ではないという。放射線治療の影響かも知れないし、何かの炎症かも知れないが原因不明、ということで経過観察。ただ、もう少し時間を掛けて読影したい様子で3週間後に再度診察を受けることになった。何だろう、モヤモヤ…