2021年6月
生まれて初めての入院、
前日に入院支援センターなる所でいろいろ説明を受け、
病室で落ち着いた頃、まずベッドで血圧測定と採血。
その後、放射線治療室という所に呼ばれ、
病室に戻ると看護師さんから悲しいお知らせ。
午後、
夕食は五分粥と5mm刻みの野菜の何とか、煮魚、
2日目午前は気管支鏡検査ということで朝食抜き。今度は残念とは思わない。
看護師さんから「あれ凄く苦しいんだよね。頑張ってね」
検査室に行くと医師や看護師など6〜7人はいたので驚く。まず血圧計とパルスオキシメーターの装着。次いで加湿器のようなものから発生する蒸気のような麻酔を吸わされ、更に噴霧器のようなもので喉に直接麻酔を吹きかけるのだが、これが苦しい。吹きかける→オェ〜、吹きかける→オェ〜の繰り返しで周りの観客も失笑気味。永遠の時間に思えたが2、3分だったのかも知れない。実際の気管支鏡の挿入や検査は咳反射も無く楽だった。気管が食道と接する入り口部分だけで、肺の奥の方までは挿入しなかったし、生検採取も行わなかったからかも知れない。
後日映像を見せてもらった。気管の一部が外から玉子を押し付けたように膨らんで(狭まって)いた。コイツがずっと続いている咳の原因だ。幸い赤みや変色は無く、少なくとも気管の内側まで食道がんが浸潤していることは無さそうだ。
昼頃に退院。気管支鏡検査が2日目なら日帰りでもこなせたよね。
翌週から抗がん剤と放射線の本格治療が始まる。