2021年6月

 

今日は確定診断と治療方針が示される予定なので家内と一緒に聞きに行く。

 

紙が渡された。何やら難しい英単語が並んでいる。

3つの標本全てから扁平上皮がん組織が検出されたと言う病理の先生からのレポートだと言う。要するに食道がんが確定。

 

次に一昨日撮影した造影CTの画像を見せてくれた。

ここが食道、ここが気管、これは大動脈などの説明を受けるが、それ以上の詳しい説明は無し。食道の壁が分厚く、中心部の台風の目は殆ど見えない。やはり気管を圧迫しているように見えるが境界の所はボケてて、気管側に浸潤してるかどうかまでは良く分からない。

 

胸の辺りの白い丸が転移したリンパ節との説明。1つ、2つと数え初め、確か6つ位まで数えて「沢山ありますね」。次に少し離れた所を指して「これもそうです」という。そこはどこですかと聞くと鎖骨下リンパ節だと言う。要するに遠隔リンパ節転移ありでステージⅣaと言いたいのだろう。

 

次に同じような病期の患者2、3名の治療前と治療後の内視鏡画像見せてくれて、この人もこんなに酷かったけれど良くなったよと笑顔で紹介された。この人は残念ながら2ヵ月後に亡くなりましたなんて症例はあったとしても決して言わないだろうし…

これは、希望を持って頑張ってくださいという、きっとこの先生流の励ましなのだ。人当たりの良い親しみやすい先生だけど、1年生存率66%とか平均余命1年半位とか、ハッキリ言って貰った方が良い時もあるのだ。

 

今後は根治的化学放射線療法で抗がん剤と放射線で治療をして行くが、その前にいくつか検査したいということで、まずは1泊2日の検査入院をすることになった。

 

相変わらず咳が続いているので、咳止めを処方してもらい終了。