フランスでおこなわれているスポーツイベント(私自身、スポーツにはまったく興味がないので、なんのイベントなのかわからないです)に行っている記者のレポートがありました。

「フランスは何もかも高い」

そうじゃないんですよ。フランスに限らず、ヨーロッパの物価は順調に値上がりしています。
日本の物価だけが昔とかわらないのです。
それは海外に住んでいたらよくわかります。給与も物価も毎年、5-10%あがっていきます。気づいたら倍になっていたというだけです。

日本の報道を耳にするたびに、日本の物価上昇が指摘されています。物価があがることが悪としてとらえられています。そんなことだから給料があがらないんです。物価も給料もおなじようにあげていくことを社会のコンセンサスにする必要があります。

日本の給料があがらない諸悪の根源は中小企業にあります。
優遇制度に守られて、何もかえてこようとしなかったがために時代に取り残されています。そんな企業の商品や製品は付加価値に欠けるため値上げすることができません。となると給料もあがりません。そしてブラック企業まっしぐらです。

もうひとつの根源が飲食です。
飲食店そのものというよりも、メディアです。安いものが正義と言わんばかりに金額ばかりに重点をおいて報道しています。飲食産業こそ、円安と人材不足の影響をうけている産業です。むしろ大幅な値上げと非正規雇用の時給アップができるようメディアはバックアップすべきです。今のメディアは真逆のことをしています。貧困社会だと正義ぶっているメディアこそ、実は日本の発展を阻害する一番の悪です。