日本経済の復興にはインバウンドの旅行者が必要という議論があります。本当にそうでしょうか?

良く考えてほしいのですが、旅行先として日本が選ばれる理由は何でしょうか?
美しい景色や文化遺産という建前の答えは必要ありません。答えは物価が安いからです。安くて品質が良いからです。いつのころからか日本の風俗産業がタイより安くなったのは何度か書いたとおりです。

その昔、そう30年くらい前に海外行くと安いブランド品やお買い得なもの(風俗遊びを含む)があるので海外に日本人が出かけて行ったのと逆の現象です。
日本国内では物価高に苦しみ、モノが高くなったと嘆いているのに、海外から来る人たちは安いと言います。これが何を意味するか考えたことはありますか?

要するに海外の人たちより日本人のほうがお金を持っていないということです。
中国人、台湾人、韓国人、タイ人。彼ら、彼女らより日本人が貧乏だということです。

台湾のホテルで「このホテルは日本語が通じないからダメね~」と偉そうに言っていたおじさん、おばさんが台湾からの旅行者のホテルの部屋のベッドメイキングをし、鞄を持って歩く、そういう時代です。いまだにアジアの国々を馬鹿にしているおじさん、おばさんは時代錯誤や認識違いも甚だしいです。

インバウンドが増えるということは、どんどん日本が貧しくなっていくということです。

「日本は物価が高いから買い物はできないけど、素敵な場所があるから行きたい」という流れにかわらないといけません。