私が日本を捨てた理由のひとつに日本が社会主義国家だからです。
すべてを国民全体で平等に負担しようという考え方はすばらしいかもしれませんが、他人の生活を自分が負担するのは嫌です。

もちろん私は生活保護にも社会保険にも賛成であり、日本のそれは日本の憲法の条項を実現するすばらしい制度だと思っています。他国では基本的人権がうたわれていても、ここまで制度化するのは北欧くらいです。

すばらしい制度ではあるが自分にはあわないので、私は日本を捨てました。

私はひと一倍健康に気を付けています。にもかかわらず、喫煙者で私より不摂生な生活をしている方が、所得が私より低いという理由だけで保険料が安いという不平等に納得がいきません。

ダメな企業はつぶれるべきですが、日本では補助金をじゃぶじゃぶ突っ込んで生きながらえています。そのお金は従業員にではなく、社長をはじめとするオーナー連中の交遊費に消えてもですよ。
円安で苦しいから助けてくれといいますが、円高のときは良い思いをしたでしょ?と言いたいです。

日本に住んでいたころ、それなりに収入があったので、かなりの税金をおさめてきました。その税金があまりにも理不尽な使われ方をするのに我慢できなくなりました。

国籍を捨てるまでの間抜けなことはしていないので、老後、一文無しになり、病気になったら、日本にもどり、税金で養ってもらおうと思います。少なくとも自分が納めただけの税金は取り戻したいと思っています。