藤田社長がギャンブルについて書いていたので私も少し書いておく。

ギャンブルに運だの、ツキだの、勘などは存在しない。
あるのは確率論と統計学。

数学屋の私が言うのだから間違いない。といっても私の専門は群論だがね。

ギャンブルはすべてが期待値に集約される。
ほぼすべてのギャンブルが胴元が勝つようにできている。ゆえにギャンブルなんてやったら負けるのが数学的に証明されている。

が、いくつかの例外において期待値が100を超える。
有名なところでは昔ストラスフィアにあった9/7のビデオポーカー、9/6でもキャッシュバックを加えると100を超えるカジノは多かった。あとはBJにカウンティング。今はシャッフルマシン花盛りなのでカウンティングという古典的手法は役にたたない。

数学的に期待値が100を超えるのであれば、次は統計学。
数学に従えば最終的には期待値に収束するのだが、通常は上下にふれながら収束していく。上がだいたい10%。ゆえに利益率としては10%は堅い。これがプロのギャンブラーのお仕事風景。

1万ドル預ければ宿代と飯代がタダになるので、10%の利益がでれば1000ドル。航空券代払っても黒になる。

これがプロの世界。

ちなみにポーカーフェイスという言葉があるくらい、ポーカーは心理戦だと想っている人が多いが、実はこれも確率論。自分の札から即座に率を計算する能力が要求される。

その点はまあじゃんも同様で、牌は表向きだし、素人は役がわかりやすいように並べるので、確率計算は容易になるもんだ。

繰り返し書くが、ギャンブルは数学的に負けるようにできている。