社内の公用語を英語にしようとか、外国人(という言い方は好きではない)を採用しようとか、震災以降、とくに世界に出ないと生き残れないという感覚が日本企業にある。
20代をアメリカ、欧州、日本。30代をアメリカ、アジア、日本、で過ごしてきたあたしからすると、そんなことでグローバル化ができるほど世の中甘くない。
強制的に公用語を英語にしたところで生産効率が落ちるだけ。
公用語が多国語になるのは自然になされること。
20代につとめていた会社は誰が何を言うこともなく、英語、イタリア語、日本語のちゃんぽんで会話がなされていた。在タイになった今はタイ語がメインで、日本語がそれを補う感じ。
そもそも日本人がマジョリティの環境ではグローバル化は難しい。
海外にブランチやサブシダリをつくっても日本人ばかりの環境じゃ、何のための海外進出かわからないし、そんなとこで働いてもグローバルの感覚は身につかない。
グローバルな人材になりたければ、日本人がマイノリティの環境、自分の上司も部下も日本人以外の環境で働くのが必須。
日本人でない人々を部下に持つって、とっても難しい。本気になって、その国の文化や考え方を身につけて、染まらなければ無理。そもそも日本基準で給料をもらい、日本人コミュニティのみで生活するようじゃ、絶対に無理。本気になって現地に飛び込む覚悟がないといけない。
いつも書くが、あたしが住むアパートメントはタイ人ばかり。
本気になって海外に骨をうずめるつもりじゃなきゃ、海外で仕事なんてできない。
結局、多くの人は表面的なカッコよさばかり求めて、本気度と覚悟が足らないんだよな。