自分に出来るとは思わなかった。
人は我侭な生き物、特に自分は。
好きな人には、愛していると言い、彼氏がいようが、結婚していようが関係ない。
長い間、そうやって生きてきた。
永遠の罪を背負い、もはや生きている間は、誰かを幸せにすることが出来ないと悟ったとき、我を捨てる境地に達した。
気持ちだけで相手を幸せにできると思うのは幻想。現実は厳しい。
愛する女性だからこそ、自分の罪を一緒に背負わすわけにはいかない。
自分にできることはただ一つ。
彼女の幸せを祈ること。
これは愛することよりも辛く、真の意味で見返りのない愛。
何も求めない。純粋な気持ち。
辛いとは思わない。愛する女性が幸せになれば、自分も幸せになれる。
まさか、自分にこんな愛し方ができるとは思わなかった。