イエスは満足げに話し終えて、歩き始めた。

 

 

すると、彼に従う人は、増えた。

 

 

その中の一人がやってきてこう言った。

 

 

((+_+)) 「イエスさま、すみませんが、私の病治してくれませんか。もし、そうしたいと思うなら、で良いのですが・・・」

 

 

( ゚Д゚) 「あなたは らい病 ですね。」

 

 

説明しよう。

 

らい病とは、四肢が数十年かけて腐っていく病であり、これにかかった人は街から追い出されてしまうのだ!

さらに、この時代、この病の原因は、人間の罪によるものとされていた。

 

病が治ってもすぐには街には戻ることはできない。

罪を償い、動物などの生贄の儀式を済ませることで社会復帰できる。

 

 

 

('ω')ノ 「よっしゃ、いっちょ治したるで~。」

 

 

 

イエスは彼に直接触れて、ヒーリングした。

 

すると 即、治った・・・

 

 

( ;∀;) 「あ、ありがとうございます!!!!」

 

 

(*^▽^*) 「どういたしまして、でもこれはみんなにはまだ内緒にしておいてね。SNSで拡散しちゃだめだからね!事務所NGやねん。

あと、しっかり社会復帰の儀式は行うこと。スーツとネクタイ買って、頑張って就活するんだよ。」

 

 

 

そういって、人の病を癒すだけでなく、社会復帰のアフターフォローまで万全のイエス様です。

こんな気遣いのできる人、最高でしょ(笑)

 

 

 

 

次にイエスの元に来たのは、異国の将軍であった。

 

 

('◇')ゞ 「イエス様!私の部下が病で倒れています。」

 

( ゚Д゚) 「ほう、よかろう♪ つまり私がそこまで行って治せばいいのですね」

 

 

('◇')ゞ 「いえ!滅相もない!といいますのも、私は異国のものであり、法律的に私なんかのために動いてはいけないことになっております。」

 

 

異国の家には、現地の人が入ってはいけないという法律があるらしい。

 

 

('◇')ゞ 「したがって、命令だけして欲しいのです。」

 

 

('ω')ノ 「ほほう。それは一体どういうことかね??」

 

 

('◇')ゞ 「私程度の人間ですら、部下は私の命令に必ず従ってくれます。 なので、イエス様ほどのものであれば、『治れ』とその場で言ってくださるだけで、治ると思うのです。」

 

 

 

(*^-^*) 「あなたは素晴らしい将軍ですね。よろしい。言ってあげましょう。」

 

 

 

 

ゴホン・・・治れ!

 

 

 

本当に将軍の部下は、その時に治ったという。

 

つまり、イエスは遠い場所にもその言葉の影響力をもっているということが証明された。

 

 

 

 

 

(*^-^*) 「単純に癒すなんて、朝飯前だぜ!!!」

 

 

 

 

こんな風にしていたら、イエスの元には多くの信者と病人が集まってきた。

 

 

 

 

 

師匠(イエス)と弟子の関係に少しだけ説明しておこう。

 

 

('ω')ノ 「き、奇跡だ!この人すごい!し、師匠と呼ばしてください!!」

 

 

と言って、師弟関係ができるのが一般的であった。

 

 

 

 

しかし、イエスは違った。

 

 

彼の弟子になれるのは、イエスが指名した人だけなのである。

そのひとは逆に付いて行かなければならない義務が発生すのである。

 

漁師の人を弟子にしたのも、使命と指名があったからなのである。

 

 

 

 

(*^-^*) 「そこの人、私の弟子になりなさい。そしてついてきなさい。」

 

 

 

分かりました、と素直についてくるものが多いのも事実であるが、家庭の事情でそうはいかないこともある。

 

( ;∀;) 「イエス様の弟子になれるなんて、最高です。しかし、私の父の看病をしなければなりません。それが終わったら合流します。」

 

 

という返答をした人がいた。

 

お父さんと船を残してきた弟子とは大違いである。

 

 

しかし、イエスは次のようにして勧誘を続けた。

 

 

(#^.^#) 「お前さんは私についてきなさい。それが使命です。父の介護の面倒は、あなたの子供たちの世代にやらせるのです。」

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

 

めっちゃ強引・・・・笑

 

 

 

 

それくらい、イエスには色々なものが見えていたに違いない。

 

 

 

ある日のこと、

 

イエスとその選ばれた弟子たちは船に乗っていた。

 

 

天気は大荒れ。イエスは寝ていた。

 

 

 

(*´з`) 「Zzzzzzz・・・Zzzzzz・・・・」

 

 

 

Σ(゚Д゚) 「海が荒れてる!やばいっす!」

 

 

 

(*´з`) 「むにゃむにゃ・・・もう食べられない。。。」

 

 

 

Σ(゚Д゚) 「イエスさーん!!起きてください!助けてください!!」

 

 

 

(*´з`) 「もう、おなか一杯だって・・・」

 

 

 

 

Σ(゚Д゚) 「ま、まじで転覆する!奇跡起こしてくださいよ、イエス様!」

 

 

 

(*‘ω‘ *) 「なんだよまったく。せっかくいい夢見ていたのに・・・ え?何この天気??」

 

 

Σ(゚Д゚) 「いや、何っていうか見ての通り大荒れで今にも沈みそうです!!」

 

 

 

( ゚Д゚) 「弟子たちよ。まだまだだのぉ。こんな天気何ともないに決まってるよ。ほれ、海と風よ静まりなさい。」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

すると、海も風も止まって凪が訪れた。

 

 

イエスにとっては自然界にまで影響を与えてしまうことがはっきり証明された。

 

 

('ω')ノ 「弟子たちよ。もう少し私と自分を信じなさい。この私が使命に生きている限り、死ぬことなんて決してありません。見えない世界の最高の守護がついているのですよ。」

 

 

 

 

まじでイエス様、無敵・・・笑

 

 

 

 

船はガダラ地方に辿り着いた。

 

 

街のある場所に行くと、そこには完全に、だれがどう見ても悪霊に憑りつかれている2人にであった。

 

イエスはこれを見逃さずことはしなかった。すると悪霊が話しかけてきた。

 

 

('Д') 「ごらぁぁぁ・・・!我々悪霊と神の申し子みたいなお前と何の関係がある!?まだ審判の時ではないはずだ!俺達悪霊の居場所を減らしに来たのか?(怒)こんちくしょーめ!」

 

 

 

(*^-^*) 「私にはあなた方を見逃すつもりはありません。さぁ!覚悟してください。なむあみだ・・・」

 

 

 

( ;∀;) 「ま、待ってくだせぇ!汗 どうしてもというなら最後に俺たちの願いを聞いてくれ!」

 

 

 

(*^-^*) 「なむなむなむほれんげきょ・・・  ん?願いとは何ですか??」

 

 

 

( ゚Д゚) 「どうせ俺たちを追い出すなら、あそこで豚を違法に飼育しているところがある。その群れの中に入れてくれ!!頼む!」

 

 

 

 

( `ー´)ノ 「いいでしょう!『悪霊よ行け!!!!!』」

 

 

 

すると悪霊は豚の群れの中に追いやられ、豚に乗り移った。

 

 

 

なんということでしょうか(匠風)

 

豚たちはいっせいに湖に入っていき、おぼれ死んでしまった。

 

 

そもそも豚は育てていけない。ここでは違法で育てたものを売っていたようだった。

それらがすべて、亡くなってしまい、街には平和が訪れた。

 

 

 

街の人たちは、悪霊に取りつかれていた人の事情を知り、もういなくなったことに大変喜んだ!

街の住人のイエスに対する賞賛の声が大きくなった。

 

 

しかし、イエスを含める弟子たちは、この後、街の住人から衝撃の言葉を聞かされる。

 

 

 

 

(/・ω・)/ 「ありがとね、はい。じゃあ用事が済んだなら早くこの土地から出て行ってくださいな。ほらあっち行って!しっしっし!」

 

 

 

 

 

まさかの展開である。

 

一体どうして街の住人はイエスたちを追い返そうとしたのだろうか。

 

 

 

 

 

('ω')ノ 「それは、違法豚なのです。」

 

 

 

確かに悪霊もいなくなり、違法の悪事もなくなった。

 

 

しかし、この町の主な収入源は、そういった違法のものだったのである。

 

 

 

したがって、先ほどのようにイエスによって商売を邪魔されてしまったら、元も子もないのである。

だから住人たちはイエスたちを追い返してしまったのである。

 

 

そんなことをしてよかったのであろうか?

 

 

 

2000年たった今、この町は完全に廃墟と化している。

 

 

 

 

(*^。^*) 「やはり、悪いことで稼いでいても、決して長続きしないということがわかるのである。」

 

 

 

 

 

 

つづく

 

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( ゚Д゚)