年末です


そこそこ年末です


年末界の幹部クラスぐらいには年末です


皆さまいかがお過ごしでしょう


どーも、イザヤです



俺はと言うと今年はライブあと2本


29日に上上Brothersで福生チキンシャックという初めてのとこで

あと30日にサポートしてる八月の微睡みで渋谷のLUSHというとこで年納めライブです


気が向いたらチェックしてみて下さいませ



さてさて、今日は少年時代の話を書かせてもらおうと思ってます


て言うのも、前回のブログでも書いたけど2年半程前に子供が生まれまして、なんか日々我が子と接しながら自分の子供時代を思い出す事がちょいちょいあるんですよね


お時間ある方はお付き合い下さい



前にこのブログでも書いた事あるけど、6歳〜10歳までイスラエルに住んでいたわたくし


これは帰国してから数ヶ月後くらいの頃の話である


当時北海道の札幌市、琴似(ことに)っていう所に住んでいた


帰国後はありがたい事にわりとすぐ友達なんかもでき、多少文化の違いを感じつつもそれなりに楽しい日々を送っていた


そんなこんなで数ヶ月が経ったある日、友人数人と遊んでた時に、その内の1人が

「イザヤ明日の祭りどうする?」

と聞いてきた


はて、祭りとは…?

よく分からなかったので

「それなに?」

と聞き返すと

「あぁ、イスラエルには無いのかな?」

とか言いつつ祭りなるものの概要を説明してくれた


なんでも琴似の町全体でやるイベントで、メインストリートの両脇にあんな店やこんな店が立ち並ぶ、俺のお勧めはこれとこれとこれだ!などと結構しっかり説明してくれる友人


たぶん彼はけっこう祭りが好きだったのだろう

今思い返しても中々熱めのプレゼンだった気がする


そんな彼の熱めのプレゼンを聞いた少年イザヤ


ウキウキである


これは何としても行きたい

そして行く際には何とか親から小遣いをゲットしたい


そんな想いを胸に帰宅後、今度は俺が親にプレゼン


友人の熱を借りつつアピールした結果、当時の俺には大金な2千円くらい小遣いをもらえたような気がする


ウキウキである


そうして翌日、夕方くらいに友人と待ち合わせをして初めての祭りへと繰り出した



今思い返しても琴似の祭りは結構規模がでかかったと思う


季節はハッキリと覚えてないんだけど、年に1回、もしかしたら2回くらいやってたような…


JR琴似駅から山の手ってとこに向かって真っ直ぐ通る道がいわゆるメインストリート的な感じなのだが、その道沿いにたぶん1〜2kmくらいに渡って様々な出店が連なっていた


おぉ、すげー!

想像以上の光景に感動しつつ、友人に案内してもらいながら色んなお店を巡る


手始めに焼きそばを食べ、型抜き屋という怪しいとこで無駄に金を使い、ラムネを飲みつつ焼きとうきびを頬張る


初めての祭りは中々に楽しかった


そんなこんなで小遣いが残り300円くらいになった時、カラーひよこを売ってる店と遭遇した


カラーひよこという文化?自体が初めましてで、しかも色とりどりに着色されたひよこ達が1m四方くらいの木箱にギュウギュウに詰め込まれてる光景は中々のインパクトであった


今の時代なら動物愛護団体あたりが肩をぶん回しながら乗り込んできそうである


狭い箱の中でピヨピヨ鳴いているひよこ達


可哀想だと思ったのか、可愛いと思ったのか、

その辺の感情はハッキリとは覚えてないが、とにかく買いたい!と思った


値段はたしか1羽300円

定かでは無いけど、残った小遣いとほぼ同額だった事は覚えている


そんな訳で有り金を叩いて1羽買う

取手の無い小さめの茶色い紙袋に入れられるマイひよこ


その容器も生物入れるのにどうなのよ?

と今なら思う


まぁそんなこんなでちょうどお金も無くなったので友人とは解散し、紙袋片手に小走りで家へと帰った



帰宅後すぐに紙袋から出したんだが様子がおかしい


うずくまって全然動かないひよこ


声を掛けたりちょっと突っついたりしても全然反応が無い


まだ子供だった俺でも分かるくらい衰弱していた


ちょうどその時母親が夕食の準備を終え、テーブルの上にはその日の献立である鶏肉の乗ったソーメンが並べてあった


少年は思った

ひよこって事はニワトリだよな…

って事はニワトリの肉食ったら元気になるんじゃね?と


共食いすれば元気になるのでは?

非常に危険な発想である


そうしてソーメンの上から肉を1つ(焼き鳥とかの一切れくらいのサイズ)取り、小さく千切って手の平に乗せ、ひよこの目に前に差し出してみる


クチバシのすぐ前まで持ってくと2、3回突っついたあとにパクッと食べた


あ、食べた!

さっきまでほぼ動かなかった事もあり、とりあえず動きを見せた事に少し安心しつつ、また肉を千切って目の前に差し出した


パクッ

今度は突っつく事なくそのまま食べるひよこ


そんな事を繰り返すこと数回、最初に取った一切れを食い切った


明らかに袋から出した時よりは元気そうに見える

なんせもっと寄越せと言わんばかりに立ち上がったからだ


奴はそのまま肉を3〜4つ食べ、最後は試しにあげてみたソーメンをすすっていた


ソーメンをすすっていたのは俺の記憶が改ざんされている可能性もある


まぁとにかくそのひよこは瀕死の状態から共食いによって復活を果たした


そして「これからも元気に生きますように」と言う何とも少年らしい思いから「ゲンキ」と名付けられ我が家で飼われる事になった



さて、こっからゲンキとは1年ほど一緒に暮らし、そして別れる事になるのだが、と言うかそっちをメインで書こうと思ってたのだが


飼われるまでがめっちゃ長くなった!


そんな訳で続きは次回に

こんなに引きの弱い次回予告が未だかつてあっただろうか


いや、無い



はい!

そんな訳でライブの告知をします!


年明け1月5日TAPE ME WONDERの企画に出させてもらいます

西永福のJAMです


そして前回も書きましたが、そして恐らく次回も書きますが、来年1月20日に上上Brothersがワンマンライブをします


こんな感じ


良かったら皆さま遊びに来て下さいませー!