住宅ローンと競売 事例3 その1~その4
事例③ 神奈川県横浜市に居住のYさん(48才)から電話があり勤務先の五反田駅近くで面談。
話しの内容は次のとおりでした。
実弟が事業をしており倒産、連帯保証人となっていたYさんは土地32坪、建物30坪(築8年)
4年前中古で購入していたとのことです。
あらかじめ謄本を用意してもらったので見ると自分の住宅ローン以外D銀行と商工ローンF社の抵当権
が設定されていました。
2社で4,000万円です。
甲区には第2順位抵当権者のD銀行の保証会社から2ヶ月前に競売開始決定になっています。
Yさんの家には1ヶ月程前に裁判所の執行官も来たとのことで家中大騒ぎです。
奥さんなど半狂乱で家に帰るのもYさんは憂鬱な日が続いているとのことでした。
Yさんの奥さんは執行官にまだ4ヶ月くらいは日数があるので任意売却をしてはどうだと言われ、家中写真
をとられその屈辱感は大変なものだったそうです。
物件は横浜市とはいえ横浜線のA駅からバス便で生活の利便性は良いとはいえません。
購入価格は3,000万円。現在の売買価格は2,200~2,300万円が上限です。
住宅ローン残高は2,600万円あります。
住宅ローンは遅れずに返済しているとのことです.
後日,自宅に伺うとの約束をし、3日後、Yさんの休みの日に奥さんと一緒に話しをしました。
当社は50万円用意してくださいと申し上げ、それで競売の取り下げをお願いしに行くよう説得しました。
2人はキョトンとした表情をしていましたが、50万円の用意をし、当社の方は親類だと言って保証会社に
行き話をした結果、月2万円で話しがつき商工ローンも少々手間取りましたが2万円で話しをつけることが
出来ました。
付け加えると他にも、実弟からの国民金融公庫、自動車ローンの保証人になっているとのことなのでこの
負債の為に余計な事が出来ないよう自宅の名義を奥さんにする事を話し、所有権移転の仮登記をすす
め、司法書士に依頼、登記費用は3万円程で済み、奥さんも一安心といったところです。
〈後記〉
この案件は本来50万円もって話しをつけにいく必要もないと我々は考えていました。
第2順位抵当権者は無剰余取下げになると考えていたのです。
無視していてもよいのですが奥さんが精神的に参っており競売の取り下げをするのに100万円位仕方
がないとの話なのでこのような処理になったわけです。
では、ここで無剰余取り下げについて簡単に説明しておきます。
実際売買価格 2200万円
競売予想最低価格2200×70%=1540万円
物件(Yさん)の抵当権
残債務 裁判所からの配当
1.住宅ローン会社 2600 1540
2.D銀行 1800 0
3.商工ローン 2200 0
競売にかかりますと上記のようになることが予測され、D銀行は配当がありません。
国も無駄に債務者をいじめることはしないように出来ています。
配当のないD銀行は裁判所の職権で競売申立を取り下げられてしまうわけです。また、奥さんに所有
権移転をしておけば他の債権者はもう何も出来ません。
多少費用がかかっても保全ということを考えれば安いものです。
話しの内容は次のとおりでした。
実弟が事業をしており倒産、連帯保証人となっていたYさんは土地32坪、建物30坪(築8年)
4年前中古で購入していたとのことです。
あらかじめ謄本を用意してもらったので見ると自分の住宅ローン以外D銀行と商工ローンF社の抵当権
が設定されていました。
2社で4,000万円です。
甲区には第2順位抵当権者のD銀行の保証会社から2ヶ月前に競売開始決定になっています。
Yさんの家には1ヶ月程前に裁判所の執行官も来たとのことで家中大騒ぎです。
奥さんなど半狂乱で家に帰るのもYさんは憂鬱な日が続いているとのことでした。
Yさんの奥さんは執行官にまだ4ヶ月くらいは日数があるので任意売却をしてはどうだと言われ、家中写真
をとられその屈辱感は大変なものだったそうです。
物件は横浜市とはいえ横浜線のA駅からバス便で生活の利便性は良いとはいえません。
購入価格は3,000万円。現在の売買価格は2,200~2,300万円が上限です。
住宅ローン残高は2,600万円あります。
住宅ローンは遅れずに返済しているとのことです.
後日,自宅に伺うとの約束をし、3日後、Yさんの休みの日に奥さんと一緒に話しをしました。
当社は50万円用意してくださいと申し上げ、それで競売の取り下げをお願いしに行くよう説得しました。
2人はキョトンとした表情をしていましたが、50万円の用意をし、当社の方は親類だと言って保証会社に
行き話をした結果、月2万円で話しがつき商工ローンも少々手間取りましたが2万円で話しをつけることが
出来ました。
付け加えると他にも、実弟からの国民金融公庫、自動車ローンの保証人になっているとのことなのでこの
負債の為に余計な事が出来ないよう自宅の名義を奥さんにする事を話し、所有権移転の仮登記をすす
め、司法書士に依頼、登記費用は3万円程で済み、奥さんも一安心といったところです。
〈後記〉
この案件は本来50万円もって話しをつけにいく必要もないと我々は考えていました。
第2順位抵当権者は無剰余取下げになると考えていたのです。
無視していてもよいのですが奥さんが精神的に参っており競売の取り下げをするのに100万円位仕方
がないとの話なのでこのような処理になったわけです。
では、ここで無剰余取り下げについて簡単に説明しておきます。
実際売買価格 2200万円
競売予想最低価格2200×70%=1540万円
物件(Yさん)の抵当権
残債務 裁判所からの配当
1.住宅ローン会社 2600 1540
2.D銀行 1800 0
3.商工ローン 2200 0
競売にかかりますと上記のようになることが予測され、D銀行は配当がありません。
国も無駄に債務者をいじめることはしないように出来ています。
配当のないD銀行は裁判所の職権で競売申立を取り下げられてしまうわけです。また、奥さんに所有
権移転をしておけば他の債権者はもう何も出来ません。
多少費用がかかっても保全ということを考えれば安いものです。