先日の歌番組で、野口五郎と三浦祐太郎のコラボで秋桜が演奏された。オリジナルの秋桜にも、山口百恵、野口五郎にも特別な思い入れがない俺が聴いても、グッと来る好演だった。
演奏した本人達、出演者が皆それぞれ、山口百恵との思いを重ねて涙ぐむ様子も、「歌の力」を思わせる良いシーンだったと思う。

一方、Twitterで「あーりんの方が」という呟きを見かけた。
そりゃいくら何でも贔屓の引き倒しってもんだろ、と俺は思う。

最近でこそ、生演奏、生放送でも音を外して「事故」になることをハラハラ心配しながら観る必要がなくなってきたとはいえ。まだまだ、「(当初と比べて)上手くなった」とは言えても絶対的に「上手い」と評価できるレベルではない(秋桜はさだクロあたりが最新?)

それでも、その人がそう感じることを否定することなんて出来ない訳で。

個人にとって「いい歌」(と感じる)かどうかに、上手いかどうかはあまり大きな意味を持たないってことなんじゃないか。

まして、「上手い」の基準も大して明確ではない。

さて、このことをももクロの内側に持ち込んでみる。
脱退した子が「飛び抜けて歌が上手い(かった)」という評価も、個人の評価には大して重要ではない、と言える訳。

だからね、メンバーの脱退は間違いなく大打撃だけど、
抜けたのが「一番歌の上手い子だから」ももクロの歌がレベルダウンした、なんて評価が普遍的なものだと思うのは、間違っていると思うよ。
わざわざ突っかかって議論したりはしないけど。