✏️ 小説内の全ての事柄や固有名詞 団体名 場所は 架空のものです🙇‍♀️


何ンとも いえない空気感を切り裂く様に美音(みね…音・楽の母親)が入店して来た

『今年もよろしく マスター・心さん』

『美音さん!もう少しで できますよ!“カツ丼”』

美音は満面の笑みで音の隣に腰をおろした

『心さん!表の看板クローズなんだけど?
オープンにするの 忘れた?』と美音に聞かれた

心さんはマスターの許可を得ずに最初に来店された数組のお客を見送った後に“クローズ”にしたのだ‼️

『いいの!いいの!忘れてないよ!』美音は すんなり納得した 長い付き合いだ❗️

マスターも聞こえている筈だが知らん顔をしている

カフェKOKOROらしい…


突然 本当に突然 音が美音に…

『わたし!奏くんが好きなの‼️ずっと前から…でも おとな達が未成年だとか 犯罪だとか 言うから…キモチに蓋をしてた でも 人を好きになるのに許可がいるの?犯罪って❗️意味わからない💢』と迫ってきた

美音は娘の告白に驚かなかった
もう ひとり驚かなかったのはマスターだ!

心さんをはじめ他一同驚いた

 一番驚いたのは奏だ!あまりにも突然の告白だった


『私は大賛成よ❗️人を好きになるコトは素敵なコトよ!マスターと心さんだって10歳差よ…しかも 心さんが年上』

心さんは遠慮がちに…

『あの~オコトバですが…私たちの話…関係あります?』

美音は微笑んで『だってね!素敵な先輩が居るってコトでしょ⁉️心さんが20歳の時マスターは10歳よ~』

美音は思うのである

“人を好きになるコトに理由なんてない!許可も要らない”

『音…その想いは“犯罪”じゃないでしょ!』

因みにマスターと心さんが出会ったのは互いに20歳をとうに越えていた


ステージで呆然と立ちすくんでいる奏の背中を押し出したのは響だった
美音と音のいるテーブルに近づき…

『美音さん…俺はおとなとして いつも打ち消していました でも…音ちゃんが好きです 俺も音ちゃんが大好きです』と美音ではなく音を見た

マスターがカツ丼を美音の前に置いた
マスターと美音は頷き合っていた

実は年末のある日マスターの仕事帰りに
美音はマスターをデートに誘った 
勿論…心さんには内緒であった
心さんに 話すと昼営業で音や奏と接する時間が多い よって心さんの性格上 黙っていられなくなるコトは明らかだとマスターと美音は意見が一致して秘密にした次第である

 音と奏の今後を協議して 結論を出していた(そのコトを知ったら心さんは ギャァ~って唸るコトを覚悟で…)

“もう…いいんじゃない
マスターは笑みを浮かべる

先なんて誰もわからない ふたりの今のキモチを守る役目は  美音と周りの仲間”

『それなら問題ないじゃない 但し 世間はアホだから…許さないわ…男女の交際は暫く お預けね❗️デートもカフェKOKORO限定 楽を同伴でね』と美音は(^_-)winkした♥️

特に奏の仕事柄世間的には誤解されては困る

“人を愛するコトは犯罪ではない!”という定義は通用しない その先までをお節介に考えるのが世間なのだ!詮索されて振り回されるのは必至である

美音が箸を置いて 真剣な眼差しでハッキリとふたりに告げた

『保護者が許可しているんだから心配なし…でもね!世の中から認められるカップルになれるには少なくとも5年以上は必要よ 私たちも社会の一員である以上ルールがあるからね』

それ以上に実は ふたりのキモチの成長と変化なんだと美音もマスターも心さんも伝えた

『お互いの夢や将来に成長し合える仲で居て欲しいし』
美音は奏に『特に奏くん…この先 音ではない素敵な人に出会ったら 約束は終了破棄』…

『俺は~』

『俺は~じゃないよ❗️音はきっと そんな出会いがあったら…奏くんに 自分のキモチの変化を話すと思うよ!』美音は親だからわかると胸を張った

『でも…それは ないです 俺の場合…』と奏が言った

美音は それならそれでいいが頭のすみに置いて欲しいと頭を下げた

ずっと黙っていた音が…

『きっと わたしと奏くんは今までと変わらない!ここで会って❗️いつも通り …来年になったら多分 離れてしまうけど 帰って来たら ここで会う!』だから 変な心配はしないで信用して欲しいと みんなを見つめる音…

『でも…』と楽が半泣きで話す

『音が東京へ行ったら メールは許してあげて…電話も…遠距離恋愛は 大変なんだから…』
響がそれを受けて『大丈夫!親友の俺も保証します まっ‼️俺じゃないから美音さん 心配ないスッよ』と楽の頭に手を置いて振り払われた
 みんなの顔にいつもの笑みがこぼれた
 心さんは暖かいキモチになった

『この先 2025年も待ち構えているのよ❗️何があるか わからないわ 今を生きましょう 私たちにできるコトは“自分を生きること”でしょ!マスター…』

マスターは両手で大きく○🙆を出した


さぁ~あと少ししか3人の演奏は聴けない
奏・響・楽の3人で数曲演奏した後

『最後は奏の弾き語り🎸 “曇り後晴れ”』と響が紹介した

🎵曇り後晴れ🎵

思ったより 遠くてさ
時間が かかってしまったね
君のことを忘れたこと
なんて一度も ないのさ
『明日になれば何かが変わる』
目を凝らせば ようやく見える🎵
ほんの小さな希望を見出だして 日々を重ねていく~
愛嬌や作り笑いを
振りまいて後悔したけど~
誰かを幸せにしているかも しれない
何も気にしないで~
足元を照すように
想い続けていても いいですか?
近くに いるように
ずっと絶やさないでいて心の 灯りを~

同じことの繰り返しから
脱け出せない わけじゃないけど~
変わることも どこか
怖くて~
逃げるフリをする
あの日の黒歴史を 思い出してしまっても
今の一部に なっているんだ
多分 きっと そうさ…
寂しくならないように
音を鳴らしてもいいかな?
朝 目が覚めるように
そこに 居続けられるように
足元を照すように
想い続けても いいですか?
近くにいるように
君を感じられるように
ずっと絶やさないでいて 心の灯りを
ずっと絶やさないでいて 心の灯りを~🎵


 


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奏は店が急に貸し切りに なっていたコトを感謝していた
みんなには申し訳ないが …

『音ちゃん…遅刻しなかったよね!』

今夜だけは 音だけに 歌った奏

客席は涙と拍手で溢れていた…その後から笑顔がついてくる

今夜は 奏も響も楽も
精一杯 忖度なしに歌った そして語り合った



『心さん!メチャ最高の福袋だったよ~ありがとう』と楽が叫んだ

時間は流れる 楽しい時間程 速い~

『本日は 閉店です またのお越しを お待ちしています🙇‍♀️みんな仲間がいるよ❗️忘れないで…』と心さん涙声になる

帰り際マスターは みんなに~

『みんな‼️自分に与えられたカードで最善を尽くすんだ!』と叫んだ
ONE PIECE好きなマスターの言葉は胸に刺さる

2024年1月5日

夜営業は少し通常営業
あとは 貸し切り…

今夜は これでよかったと心さんは 思ったのだった

                                 完…

ラスト✏️メッセージ

2025年以後 世界が平和で いられたならば その後のカフェKOKORO・奏・響・音・楽のコトそっと 教えますね

それまで 皆さん

“自分を生きて下さい約束だよ~”

この作品を創るにあたりオリジナル楽曲を惜しみなく提供してくれた🎸うろら🎸に心から感謝致します🙇‍♀️

    🌷ご訪問ありがとうございます🙇‍♀️
       🎸あなたに会えてよかった♥️