【子どもの日・悲しき晩餐】

両家の決裂!

思いは届かぬ…

何故?人は争い憎しみ合うのだろう…
子どもの日…悲しき夜


夕方5時少し前に仕出し屋さんからオードブルが届いた
あまりの豪華さに静香は 驚いた
その後 酒屋さんから日本酒・ビール各種アルコール類 ドリンクも含め 居酒屋営業でもやるのか?と錯覚してしまうくらいのモノで埋め尽くされていく…

電話のベルが鳴る   静香が苦手な音だ!
小百合からだった
由里子姉さんと子どもたちを連れて帰るから由里子姉さんの家にはオードブル等は
運ばなくてもよい!と云う内容だった
静香は『また…座り暇もないわね』と溜め息が出てしまった
ひとりだった事に安堵した

主役の涼はミルクをいっぱい飲んで 
ひとりで遊んでいる
何やらおしゃべりしている

『ウーウー』『アーアー』涼は誰とお話ししているのかな?

富良野のおばあちゃん(亡き母)が来てくれてるのかしら?静香は何だかそんな気がした

義母が帰宅したので小百合からの伝言を伝えた
部落廻りをしている間に
テーブルセッティングをしておく様に
言われた
その足で富良野の父を迎えに行く様だ

富良野の父が来てくれる事は嬉しいのだかその反面 平田家に不満が溜まっている父が何か言い出さなければよいがと心配だった

『あまりお酒は飲まさない様にしないと…』


涼はご機嫌最高潮~
申し付けられたテーブルセッティングに
取りかかった
祝い用の赤飯は作ってあったので
 オードブルを並べて食器を用意した
用意が終わって ホッとひと息ついた時
 小百合に連れられて由里子姉さんと
4人の子どもたちが来た

長女 朋美 来春小学生

長男 雅史 幼稚園 年中さん

次女 里美 幼稚園 年少さん

次男 真治 1歳

見事に男女 2人づつ…義母の自慢の孫たちだ!
真治君は涼と1歳違いなので来年は
真治君の様になっているんだなぁと
静香は微笑ましく見ていた
とっても賑やかになった

子どもっていいなぁ~

涼も嬉しいのかベッドの中で手足をバタバタしている

1時間程して富良野の父を連れて淳と義母が帰宅 その後義父も帰宅した

『今夜は楽しい夜になるといいね  涼。』

父は家に入ると静香に微笑みかけ
 真っ直ぐに涼のベッドに行き抱き上げた
その時だ!燻りかけていたものに油が注がれた

『お父さん💢涼を抱かないで下さい💢抱き癖が付くわ💢ホント困るわ💢』と義母がまくし立てる

父はいちど涼をベッドに戻した
『随分ですね!久し振りに孫に会った 私に…抱くな💢抱き癖がつくとは…💢』
淳が父をなだめテーブルにつけた
静香はキッチンで声を聞き…何も起きない事を祈った
淳は父にビールをお酌した
義母はソッポを向いている
小百合と由里子そして4人の子どもたちはキッチンのダイニングテーブルで食事をはじめていた
居間のテーブルには 富良野の父・義父母・淳が座った

富良野の父は先ほどの事を胸にしまい
義父母にお酌をした
淳にはドリンクを…
ソッポを向く義母を含めて取り敢えず
乾杯!    異様な図である
不穏な空気が漂っている

父はキッチンで動いている静香に
『静香!お前も ここに座って食べなさい❗️』と言った
その言葉に義母は素早く反応して
『静香さんは 後でゆっくりでいいのよね みんなのお世話をお願いね❗️』と怒鳴る様に言った
父は『お義母さん💢世話といっても静香は出産したばかりですよ💢立派なお義姉さんが おふたりも いらっしゃるじゃないですか💢それに もう用意は出来てるじゃないですか💢それとも まだ 何かご馳走でも作るんですか💢私は 要りませんよ💢』
不穏な空気は嵐にかわりはじめた…

📖次回予告✏️

【子どもの日・悲しき晩餐】

“お父さん!”静香は目で合図をした
でも届かない
父は 立ち上がり『静香!涼を連れて 帰って来なさい❗️』
気が収まらない父は思いの丈をぶちまけた

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