【子どもの日…当日】
仲間っていいなぁ~
聡・香・淑恵・陽子・大輔・義和
そしてマサ 呼びきれない~みんな

当日5月5日
朝はいつもの様に何も変わらない!
世間はGWでも農家には関係なく寧ろ忙しい時期だ
平田家に関してはその実ではないのだが…
義父母も仕事に行き 小百合は今日も
姉由里子の嫁ぎ先の農家へ…
この日 淳はやらなければならない自畑の農作業があり運送会社のバイトは休んだ
夕方には富良野の父を迎えに行ったりなど忙しい1日になりそうだ
涼はあと少しで1カ月
出産予定日は今日だった
『今日 生まれて来たかもしれなかったんだね』と涼に話しかける静香だった
義母からオードブルやケーキが配達されて来るから受け取る様に言われた
ケーキは仕事から戻ったら義母と淳で
部落をまわるから準備しておく事も…
『違うだろ?淳と私で…』と思うが今は仕方ない
静香は義母の見栄張りを哀れにさえ思えた

静香以外の家族が各々の目的地に出掛けて…程なく 見覚えのある車が2台 正面玄関の前に停まったのがベランダから見えた
"ピンポ~ン”チャイムが鳴る
静香はゆっくり重いドアを開けた
聡・香・淑恵・陽子・義和・大輔だ!
ドアは開いたが顔が荷物で見えない
『こんにちわっ!早くいれて~』と聡
『静香…みんな出掛けた?』と香が恐る恐る聞く…
『大丈夫!私と涼しか居ないよ』
みんなを家の中へ招き入れた
いつもなら来訪する前に連絡を入れるのだが今日は驚かせたくってアポなしで来たという
オモチャ・お菓子 沢山のプレゼント…
『子どもの日だからなぁ~』まだ あどけなさが残る義和が言うものだから 一同爆笑! 涼も笑っている
『涼くん~笑ったよ!かわい~ぃぃぃ』
静香は 香も本当なら…と悲しい気持ちに襲われた
淑恵がそんな空気を変えてくれた
『静香…その後どう?いくら淳さんの計画でも…』淑恵の話を受ける様に陽子が『殺されちゃうよ💢凶器なき殺人よ~あの人達のやってる事は…』みんなに心配をかけている事に心苦しかった
その時 宅配業者がケーキを届けに来た
『ドライアイスが入ってますので 日の当たらない所に置いて頂ければ常温で大丈夫です』との事だ 聡が玄関まで運び入れるのを手伝ってくれた
『すげ~ケーキだな!こんなに どうするの?』
話を静香から聞いていた香が『見栄よ~見栄!部落とか農事組合長とか本家とか 嫁いだ娘の家に配るんだってさぁ~』
淑恵が『見栄よね❗️その証拠に静香の布礼別(ふれべつ)のじいちゃんやばあちゃんちには近いのに…無視だもんね』
香にだけは話していたが みんなにも事の成り行きを話してみんなからのお祝いを使った事を詫びた
聡は『涼の為なんだからいいじゃん!気にすんな‼️』ただ…と付け加える
10万もかかってないのに…
静香が10万円を持っている事を
知っているとしか思えない計画的だ!と怒りを顕にする
『へなまずるい(腹黒いズルさ)奴らだ!』
『知ってたんだよ 俺はそう思う!絶対に許せない!鯉のぼりだって富良野の父さんが買ってくれたんだろう!この家は 何をしてくれたんだ!静香…』と大輔
静香は涼が聞いているから悪口は言わないでと聡と大輔を制した
『涼にも聞かせてやったらいいんだよ!
1か月だって ちゃんと涼は解ってるぜ❗️涼は淳さんと静香を選んで降りてきた天使なんだろう!』全てを受け入れたいと思っている筈 母親が辛い思いをしている事を知らない事ほど息子として辛い事はない!のだと聡は言う
『俺だって 薄らとした記憶だけど 覚えてたよ!母さんがどんな事されてきたか…』
そうなのである 聡が こんなに怒るには
理由があるのだ!
📖次回予告✏️
【子どもの日…当日】
聡の母親は 聡の祖母と上手くいっておらず祖母からの執拗なまでの嫌がらせ
つまり嫁いびりを受けていた…

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