【結婚】
淳と 初めて会った日
淳も静香も各々友達を連れて来た
そしてその日から 暫くすると何故か?
淳と連絡が途絶えがちに なった
そんな時 静香の母が危篤になり…

静香はゆっくりと思い出したくないあの日に記憶を巡らせパンドラの蓋を開けた
『あの時 淑恵と会ってたんだよね?だから…』
2人の事は微塵も疑った事はなかった
淑恵の告白を聞くまでは…
あんな時に言うなんて反則だと静香は思っていた
突然~淳はそんな事を聞かれて戸惑った
そう…淳の中では “そんな事”だった
『何!忘れたょ そんな昔の事…』
けれど 静香にとっては
そんな事…昔の話で済まされない事だった
結婚は 一生の事 しかも…
あの農家に嫁ぐには それ相応の覚悟がいる
この件はクリアーに しておかないと先には進めない
あの日 淑恵が静香に 泣きながら言った事
『でもね 静香を選んで淳くんは ここに来たんだよ』
淳と淑恵が度々会っていたと いう事よりも…その言葉の方が 今も心の奥深く
燻り続けていた
あれから この件に関しては
1度も 2人を追求しなかった静香
淑恵とも変わらず仲間と同じく行動し接している
たぶんマサ達は そんな事があったとは知らない筈である
一緒にいた陽子は 何でもかんでも話す奴ではないので静香が変わりなく淑恵と接しているのに他の仲間に話す事は しない!
淳は今更という顔をしている
“母があんな不幸な事にならなかったら…淳は それでも静香を選んだのだろうか?同情だったんじゃないのか?”
それを今更かも知れないが確かめたかったのだ
淳は はじめから淑恵の申し出を受け入れる気は なかったと答える

間を置き…話を続けた
毎日の淑恵のアタックに 少し心は揺れた事もあったのも事実
静香の事もまだよくわからない時期だった
静香より淑恵の方が積極的だった
逆に 静香の気持ちに確信を持てなかった
本当に自分に静香は好意を抱いていてくれているのか?自信がなかった‼️
あの日 静香の母親が危篤と静香の父親から連絡をもらい 淑恵とも連絡を取った
淑恵は『行かないで…』と哀願したが
淳は どうしても行かないと後悔する
何かに導かれる思いだった
“きっと お母さんだ!何かって…”
静香は感じた
淑恵は諦めた様だった
しかし 自分も同行すると言い出し
それだけは 譲らない勢いだった
『私だって 静香の友達よ!』
何だか その切り替えに 淳は 引いてしまった
『陽子も一緒に乗せてくれる?』
と 言ってきて内心 ホッとした淳だった
帰りの車中で…
『淳くんの事は 諦めるわ!静香には淳くんが必要だもんね!』と淑恵は泣きながら言った
『ごめん…でも少し違うょ!俺が静香を必要としているんだ!』…
それが 淳と淑恵の関係の全てだ
その後の淳の気持ちは静香が1番理解しているつもりだ!
静香は それでも スッキリしない
何か腑に落ちないものがあった
確かに母亡き後 静香の支えは淳だった
全てを打ち消すに値する
淳の優しさと強さを思うと…
しかし 今日の様な淳の行動は 静香に 不信感を与えた
『思考能力低下宣言』
そう 静香は告げ 帰宅した…
📖次回予告✏️
静香は 結婚を決意した

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