労働内容は全く一緒。。
だけど採用された形態が違うだけで正規社員と非正規社員の待遇格差が激しいことが、昨今の不景気により改めて問題視されてきている。


確かに正社員のほうが採用されるときに厳しい試験を通過したという事実があるが、
基本給・ボーナス・福利厚生・昇進・安定などさまざまな面で差異があるのは、非正規社員からしたらやるせないことでモチベーションダウンをすることは想像に難しくない。


経営者の立場からして、会社が上向きであれば非正規社員の賃金を高くするなどで経済格差は簡単になくせる。

しかし100年に一度の大不況といわれる今、その方法は難しいであろう。

そのため経営者は決断のときを迫られている。

正規社員の給料を下げて経済格差をなくすか
それとも
非正規社員を削るか


前者であれば経済格差はなくなり非正規社員のモチベーションは上がる。
しかしその反面、正規社員のモチベーションは下がるため、入念な話し合いの結果行う必要がある。


後者であれば非正規社員はもちろん正規社員たちも危機感にかられ、モチベーションは上がるであろう。
しかしその反面、簡単に切られてしまうのが分かれば、社員の愛社精神は薄れ長期的にみればモチベーションダウンにつながると思われる。



では自分が経営者であると考えたときどうするか?
私は断然前者の決断をすると思う。

会社の最も重要な財産は人である。
その財産、つまり社員を辞めさせるのは最後の最後まで努力して、それでもどうしようもなくなったときにおいての最後の手であると考えているからだ。

もちろん労働組合の意見などもあり正規社員の賃金を下げるのは派遣切りよりも難しいのは重々分かっているつもりではある。
広島電鉄の例でゆえば、正社員賃金引き下げによる経済格差緩和についての話し合いに四年もの月日がかかったことからもそれは分かる。



しかし私は
「会社の業績が悪くてどうしようもない、でも人を辞めさせたくない、だから全社員の給料を1割カットさせてくれ」
と頭を下げてでも、雇用を切らないのが経営者の務めであると思う。



新聞などを見ていて、
日産やキャノンなどといった大企業が派遣切りをしたなどと見ると、
少し切るのが早過ぎやしないか?、
労働者の使い捨てではないのか?
と思ってしまう。



マルクス著作「資本論」、140年くらい前の本である。。

当時は全く意味が分からなかったが、今思えば資本論の中でマルクスが言っていたのと同じような状況が現在起きているのではないかと思う。