私は母によく、
「もっと愛想よくしなさい。」
「不愛想だね。気を悪くするよ。」
と言われて育ちました。
そして、
「あんたは美人じゃないけど、愛嬌があってかわいいね。」
と言われました。
「美人じゃないけど」ってわざわざ付けなくてもよくない?
なんでわざわざ不愉快になるような褒め方するんだろう、ってあたしは不服だったけど。
あたしは愛想がよくないけど、愛嬌はある。
という自己認識。
でも、それ、最高じゃない?
「愛想」っていうのは人にいい感じに思ってもらえるような態度やしぐさ、表情を意識的にするということです。
「愛嬌」っていうのは、もともとその人に備わったかわいらしさ、しぐさ、表情、ひょうきんでにくめないさまを表していいます。
愛想は後付け。
愛嬌は生まれつき。
人に好きになってもらうために、
好意を持ってもらうために、
意識して笑ってもきっと、
生まれつきの、
自然に出る、
本当に「楽しいーー」
の笑顔にはかなわない
どんなに愛想よく意識してふるまっても。
愛想なんて捨ててしまえ。
誰にでも備わっている、
愛嬌をふりまこう。
愛想をつかされても、
愛嬌は尽かされることがないんだよ