息を吸う。
息を吐く。
たったそれだけのことが、うまくいかない。

なんだろう、レントゲン撮るときみたいな
吸って吸って吸って、止めて!の状態が続いているような感覚。

息を吸ったら吐かなくちゃいけないわけで
うまく吐けないと、苦しいわけで。

必死になって吐こうとすればするほど
今度は動悸が気になったりして。

頑張って吐き出そうとして見せたら
「なんだ、もっと出せると思ったのに」
なんて、想定外なこと言われたりして。

今夜も、一粒のクスリを飲む。
息苦しい夜。