Blu-ray
「機動警察パトレイバーNEXT GENERATION」
「エピソード0」「 エピソード1」
90年代のアニメ「機動警察パトレイバー」のその後を実写化。
アニメを、実写化するとだいたいギャップや、設定の変更で、違和感が生じること。
あれは違うとか、いろいろでるわけなのだが、これは本家アニメ版に携わった押井守自らが、監督を務め、脚本に携わっているため、アニメ版となんら違和感がない。
アニメ版の設定から数年経ち、第三世代となった特車ニ課を舞台に、役名も、アニメ版登場キャラの名前をもじっている。
知っている人なら、「ははん」と来るだろう。
泉 野明が、泉野 明となり、篠原明日馬は塩原優馬へと変わり隊長の後藤は後藤田に。マンガやアニメのイメージを引継ぎながら新たなキャラクターへと昇華させている。
エピソード0は、特車ニ課のメンバーは、泉野しかでてこない。それも数秒だけ。
メインは、特車ニ課整備班班長となったシバシゲオ。演ずるは、シバシゲオ役の声優、千葉繁氏本人。
アニメ内では細身で前任者の榊整備班長の下で、働いており、「機動警察パトレイバー ザ・ムービー」では、レイバー用の起動OSを持ち前の感で、わざと書き換えなかったため、レイバー小隊を危機から救ったことも。
過去の栄光を振り返りながら、特車ニ課隊員のその後を語るエピソード0。
実寸代のパトレイバー98式イングラム。整備士達のパフォーマンスなど、本編に関係ないような内容だが、それがパトレイバーの世界観。
エピソード1
第一小隊、第二小隊とニ班体制で、任務についていた特車ニ課。
レイバー犯罪の減少や、レイバーの運用面から縮小され、いまや個人のプライベートまで使い、交代勤務の日々。
旧式となり、いまやメーカーサポートすら怪しくなった98式。
ある夜、出動要請から、98式をトレーラーに載せようとするが、シバ班長が飛んできて「動かすな~!」と。
出動要請が誤報だと判明するのだが、度々同じ出動要請が何度も。
あきれかえる明達。
誤報続きなら、この間にコンビニへと優馬が買い出しに。
優馬が買い物先のコンビニのテレビに緊急速報が流れる。
本当に作業用レイバーが、暴れている。
ついに、98式イングラム、現場へ。
相手は、お姉ちゃんに振られてヤケになっている男。
作業用レイバーの右手には、人質がいる。
隊長の後藤田が、説得にあたるのだが、言ってることが、説得力なくて。
初代第二小隊の後藤隊長。カミソリ後藤とアダ名がつくほど切れものなのだが、それゆえに、煙たがられ第二小隊長へと移動。
わざと昼行灯な勤務態度をしている。
時折、冗談みたいな指示などを出したり現場任せだったりするが、隊員への信頼は厚く、資質や本質を見抜く洞察力は高い。
後藤隊長も、犯人説得に出たりしたのだが、筧利夫さん演ずる後藤田が、まさに後藤隊長そのまんま。
これには、笑えた。
言わないことを、平気で言っちゃうんだもん。
それもパトレイバーの世界観。
近年、「獣電戦隊キョウリュウジャー」で、ナレーションとキョウリュウバイオレット役ドクター・ウルシェードを演じ、キョウリュウジャーの玩具の音声を担当した千葉繁さん。
当たり役は、「うる星やつら」のメガネ役。
マンガでは名前のないキャラクターであったメガネ。
アニメ内で、ハイテンションで説明的な長ゼリフをよどみなく声を当てた千葉繁さんの演技から、以後なくてはならないキャラクターへと成長。
アニメ版にいるけど、コミック版には、存在しないキャラクター、香貫花(かぬか)クランシー。声は、「機動戦士ガンダム」セイラ・マス役の井上遥さん。
アメリカFBIからの派遣研修として特車ニ課第二小隊へやってきた。
一時、帰国したが、劇場版で、再び来日。
その香貫花、今回の実写版では、ロシアの元KGBが母体の機構からやってきたキャラクターへと変更。
パトレイバーは、毎回、レイバー犯罪と対決するといった話ではなく、大部分が平凡な日常的な内容で、時折、事件に関わるといった話なのだ。だから特車ニ課の平凡な日常を描いた作品といっていいだろう。
実写版は、以後どんな展開になるのか、興味がわく。
「踊る大捜査線」の筧利夫さんは、本庁キャリア組の役だったが、パトレイバーでの筧利夫さんは、後藤隊長の後輩で、特車二課第二小隊長役。ゆるい感じで、なかなかナイス!