勝手に買ってレビューshow!
講談社コミック
「波打ち際のむろみさん」
春より始まったアニメ「波打ち際のむろみさん」の原作。
おもしろかったので、原作をまず2冊買い、次に3冊、さらに2冊買って読んだ。で、新刊の8巻をまだ買っていないのだ。
主人公の人魚のむろみさん、むろみさんと知り合いになった釣り人、向島拓郎こと、たっくんを中心に繰り広げられる異性物交流アニメ。
1巻には、むろみさんの本格連載前のお試し版ともいえる短期集中連載分五話が掲載。
むろみさんの人(魚か?)となりが、わかる。
むろみさんの人魚仲間には東京出身の隅田さん、富士さん、妹分のひいちゃん、それにいまは人魚の姿だが、その正体は、実は伝説の海竜であるリバイアさん。
人魚以外に「河童」の川端くん、「つちのこ」の宝満さん、イエティーやハルピュイアのハーピーなど、多彩なキャラも楽しく、続々とキャラが、話を拡げてくれる。
サブキャラ人魚に、「海域なき医師団」のミズーリさん、そのライバル関係でことごとく対立する「瀬戸内三連星」の淡路さん、明石さん、鳴門さん。
「大西洋聖歌隊」のバミューダさん、セントヘレナさん、ドーバーさんに、ガンジス川にパワーを送り続けて4000年のガンジスさん、
沖縄人魚の魚釣(うおつり)さん、津軽人魚の大湊さんと、まあ、多種多様。
ちなみに魚釣さんは、バー「せんかく」を経営。
海の話なので、当然、竜宮城もあるのだが、過去に、関東大震災で崩壊したとのこと。
そして、乙姫さまは、没落貴族となり、地上でバイト生活。
それぞれ、いろいろな事情が、あるようで。
人魚なのに地上を自由に闊歩する行動的な人魚むろみさん。
スケボーで、コンビニに行ったり、なぜだか最新鋭の携帯電話をもっていたりする。
むろみさんの内容についてだが、いま、海で起きている様々な事象をギャグとして描いているのが、笑ってしまう。
例えば、人喰いサメのホオジロザメの保護の話。
人を襲うのは、アザラシやアシカなどと間違えているらしいのだが、人間が乱獲したことから、いまや希少生物らしく、保護の対象なんだそうだ。
これは、人魚の世界でも同じらしく、「海域なき医師団」の人魚のミズーリさん達と、サメの捕獲者
「瀬戸内三連星」の、淡路さん、明石さん、鳴門さんが、対立していたりと、御時世ネタを展開しているあたり、読んでいてもなかなか面白い。この「海域なき医師団」目的のためなら、結構手荒いことなどやってしまう。なんだかどっかの反捕鯨団体みたいだ。
また、淡路さん、最近じゃハンター以外にメタンハイドレートを扱ってみようかなどと、いってみたり。
すべてじゃないけど話の終わりに、生物図鑑らしきイラストがあり、すこしは、ためになる解説が、書いてあったりする。
ほんとに、ためになるのはほんの、一部だけ。
むろみさんの天敵、それはイエティーのそばにいる、頭は人間、
身体は鳥のハーピー。
むろみさん達をエサとしか見ていないし、しつけても鳥頭だから
三歩歩いたら、ぜーんぶ忘れてる。
鳥だから魚を食べるのは自然なことだが、むろみさんには、捕食するか、されるかの戦いなのだ。
このハーピーにも、実は苦手な人魚が、いたのだ。それは・・・。
世界中の人魚伝説に引っ掛けた、笑いあり、深海魚のネタあり、歴史のウラネタありの「波打ち際のむろみさん」。
7巻138話の、「彷徨のリヴァイアさん」。が結構好き。
人に好かれたいリヴァイアさん。みんなから恐れられる自分に疑問を持ち、むろみさんに相談を持ちかけるのだが。
アニメも絶賛放送中!
世界中の人魚伝説に引っ掛けた、笑いあり、深海魚のネタあり、歴史のウラネタありの「波打ち際のむろみさん」。
人魚らしからぬ人魚のむろみさん。笑えました。