今回は、BBC製作、ウォーキングウィズダイナソーシリーズのDVD「恐竜時代 太古の海へ」「前恐竜時代 巨大生物の誕生」より。
このシリーズのCGによって再現された恐竜、古代生物のリアルな表現や動きが後の「プレヒストリックパーク」、「プライミーバル」の製作を可能にしたのだと思う。
「恐竜時代 太古の海へ」編
エピソードは3編。冒険家ナイジェル・マービンは、時間を越え、危険な海棲生物が住む時代に調査にやってきた。という設定で始まるドキュメンタリー風ドラマ。
オルドビス紀、三畳紀、デボン期、始新世紀、、鮮新世紀、ジュラ期、白亜期、7つの世代の海に棲息する危険な生物をCG合成と模型で、我々に見せてくれる。ウミサソリ、海棲爬虫類キンボスポンディルス、巨大甲冑魚ダンクレオステウス、肉食クジラ、バシロサウルス、巨大鮫メガロドン、リオプレウロドン、モササウルスなど、まるで、実物を撮影したかのようなCG映像と生態についての解説は、非常に興味深い。
年代の海ごとに、今から何年前、現代と比べた酸素濃度の比率、危険な生物の名称が、話の初めに出た後で、ナイジェルがその時代の環境等をわかりやすく解説、あるいは身を持って教えてくれる。
ということは、タイムマシーンが出来たとして、過去にすぐ行っても、当時の環境を知らなければ、まともに活動なんかできっこないということが理解出来る。着いた途端に酸欠で倒れるか、頭痛に苛まれる事間違いなし!
陸上生物が、まだいない世代は、海と砂漠か岩しか無いような世界で、しかも植物も存在していなかった。って事は酸素を作り出してくれる植物がが無いって事だから、かなり人体には危険って事なのだよ。同じ地球なのに酸素ボンベ担いで行かなきゃならないなんて、なんと過去は厳しいのだろう!
しかし、地上と違い、海中だけは、様々な生物が発生していた。が、やはり生易しい世界ではないようで、ナイジェルは「地獄の水族館」と呼んでいた。原始時代というと、恐竜の存在だけが、目を引くが、海中でも陸上に劣らぬ生存競争が展開されていた事を知る事が出来る一枚。
しかし、モササウルスがいる海で、泳ぎたくなんかないね。でもニュージーランドにモササウルスの生き残りミゴーがいる湖って地下洞窟で海につながってるって話あるし、トルコにバシロサウルスの生き残りジャノの映像もあるし、そんな湖じゃ泳ぎたくないなぁ。で、過去に国営放送教育で、やはり三週に分けて放送されてました。
ボックスで買ったので、もう一枚、軽く解説。
ウォーキングウィズモンスター「前恐竜時代 巨大生物の誕生」編
魚類から、両生類。やがて、爬虫類や、哺乳類、恐竜へと進化の枝分かれと地球の移り変わりを、やはりリアルなCGとナレーションで解説してくれる一枚。
巨大な4メートルの大ヤスデや、翼長1メートルのトンボのメガヌロン、背中に大きな帆のような背ビレを持つ巨大爬虫類ディメトロドン、手足がスマートなワニの祖先(腕立て伏せじゃないワニ初めて見た。)などを紹介。恐竜が地球に発生するまでの様々な巨大生物の生態を見ることが出来る。
昆虫の巨大化の謎、世界の大陸が地殻変動で一つになった超巨大大陸パンゲアでの巨大生物の暮らしと生存競争、人類や哺乳類のルーツとなる背骨を初めて持った魚の発生等、恐竜が地球の王者に君臨する以前の世界をCGで再現。
これも、あらためて勉強になる一枚。
ディメトロドンの餌は草食性爬虫類なんだけど、これがほぼ同じ形をしていて、ただ大きさと食性が違うだけという、なんたる偶然性。また、ワニの先祖は今のワニより口は短く、今も水辺で牛の仲間ヌーを襲うワニのように、昔も襲っていたらしい。あくまで想像の話かも知れないけど、なかなか面白い出来に仕上がってます。恐竜が出てくるまでの間にも、興味深い古代生物達の世界は驚きの世界だったわけです。いやぁ、よく出来てる映像だわ、さすがBBC。