前回のピカイチの件からまだ名古屋にいる。名古屋、栄の丸栄と丸栄スカイルをつなぐ、空中廊下の下。狭い路地に囲まれた一画。味噌カツ丼の「叶」が、そこにある。狭い店内。昼の混雑を避け、午後一時頃入店。しかし、平日にもかかわらず、客は多い。日曜定休のため、平日にしか食べられぬ味だからか。我々はカウンターに席を取った。店は年代を感じさせ、目の前で、店主が切ったカツを味噌の入った鍋に入れた。そして、生卵をその鍋に落とす。味噌をまとったカツを丼に並び、鍋に落とされ半熟となったタマゴも鍋から引き揚げられ、カツの真ん中に置くと、味噌カツ丼の完成となる。名古屋の赤味噌文化は、矢場とんの味噌カツに、山本屋の味噌煮込みうどんと、知られているが、さて味噌カツ丼のお味は?
色は、赤味噌特有の色。では、お味は?思い込みは吹っ飛ぶ。御飯にかかっていても、くどく感じない。カツに掛かっている味噌だけが、濃いめなのではと思えるが、全く同じもの。食べるときに崩したタマゴを御飯と味噌に混ぜ合わせたから、そう感じるのか?
矢場とんの味噌カツも、見た目は、「辛い」、あるいは、「しょっぱい」のではと思いがちだが、実際、さっぱりしている。
同じく、味噌カツ丼も、見た目は味が濃いめな感じであるが、食べてみるとやはりさっぱりしている。興味本位で、行って見たが、期待は、よい方に裏切られた。食べていると、店のおばさんが、声をかけてきた。「葱、どうですか?」と。てっきり同時に注文した味噌汁に入れるかと思えば、半分、食べかけた味噌カツ丼に入れてきた。昨年から、葱味噌カツ丼を考案したらしく、これが、意外と美味かった。ただ、入れる葱が、季節により無かったりするものだから、行った時期により、無い事もあるわけだ。今回はサービスといったところか。味噌カツ丼と豆腐の味噌汁で合計\1150 味噌カツ丼\1050