朽ちない街 | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

> (東京の街は)食べ物のように朽ちていく、腐っていく気配が全く感じられないからです。
> 小桧山聡子
 (折々のことば 選・鷲田清一)
鷲田さんのコメントから判断して()部を加筆

東京にも、使われなくなった廃ビルもあるのだが、
劣化しないプラスチックのように、永遠にその場所に立ち続ける印象がある。
更地になったとしても、廃ビルを取り壊してがれきを廃棄することも生産活動で、
更地になるとビルが建つのを待つ、太陽に照らされたような、ポジティブな場所のように目に映る。

東京でない地域の廃ビルのような
物悲しさ、
植物に覆われて自然に還るような、
コンクリートが朽ちていく感じはない。

そのような東京の街を愛する人、安心する人もいれば、
ざわざわと心が落ち着かなくなる人もいる。

土地や場といったものにもライフサイクルがあるとしたら、
東京の街は「朽ちて一旦終わる」を拒否し続けているように感じる。
農業の連作障害のようなことが起こらないといいが。