> 「何のために」人間は生きるかという問い……を拒否することが〈生きる〉ということの現実性だというだけです。
> 吉本隆明
(折々のことば 選・鷲田清一)
有名人で、すごい実績を出している人の言葉だからって、そのまま納得しなくちゃならないことはない。
あなたが哲学者でなかったとしたら、
「何のために」と問いすぎて、答えが出なくて疲れ果てているのであれば、その問いは捨てた方がよい。
そして、現実を見て「なぜそうなるのかを問う」方が、一歩前に進める。
しかし、「何のために人間は生きるか」を問うのが適切な時、適切な人はいます。
「前者・後者論」の後者は、これを問うことで目の前のことに惑わされず、
人の根本的な仕組みに気づいて行動することができます。
哲学者・思想家は、自分がたどり着いた視点でしか述べない。
シンプルな答えは、捨て去った条件や捨て去られた人の山の前にある。
それに哲学者・思想家は、
結論を言っているが、議論の出発点だともよくわかっている。