生徒が自分にもしてほしいこと? | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

【生徒が自分にもしてほしいこと?】

 ロボット教室は、生徒はほとんど男の子です。先生も、男の先生が比較的多いです。そのための安心感か、男子生徒(特に低学年)は男の先生にカンチョーを執拗にしてくることがあります。道具は、ロボットの黒いブロック・パーツだったり、黄色い棒状のパーツだったり、自分の指だったり。その月に本人が組み立てたロボットで、男性の急所を狙って当てたり叩いたりしてくることもあります。
 カンチョーは不意打ちで、お尻の調子が悪くなる先生もいましたので止めるよう、そのたびに生徒に伝えています。

 でも、それらの行動には何か意味があるはずです。
 「そのような行動は何を意味するのだろうか?」と考えました。

 第1には、コミュニケーションをとりたいのでしょう。気持ちとその理由は、

  ●「相手をしてもらいたい」
     (⇒ 一人で作る不安)

  ●「大人の体はこれくらいのことは大丈夫」
     (⇒ お父さん、お母さんは、強い。先生も強い。大丈夫)

  ●「やめろと言われるのがおもしろい」
     (⇒ 言葉などをやり取りするのが楽しい)

  ●「こっちの方がロボットを作るよりもおもしろい」
     (⇒ ロボットで遊ぶのはいいけど、テキスト通りに作る
        のは好きじゃない)

  ●「たとえ怒られても、関わってもらえる方がいい」
     (⇒ 交流分析(心理学)で、
       「マイナスのストロークでも、ないよりはマシ」
       というのがあります。
       「愛」の反対が「無関心」の言葉通り、
       「無関心よりは、怒られる方がいい」と無意識で
       選んでいることがあります)

などでしょう。おそらく、性への関心も関係あると思っています。

 最近、もう一つの理由を知りました。「固有受容覚への刺激を欲しがっている」。
 固有受容覚とは、「筋肉、腱、関節などで体の内部に刺激を感じること」を言います。つまり、カンチョーしてくる生徒は、お尻や腰の辺り、下半身内部に刺激を欲しているようです。
 そのまま同じことをしてあげれば喜ぶとはされていますが、エスカレートするだけです。お尻をポンと叩くなど、刺激の種類と強さを変えて返すのが、第一歩です。カンチョーであれば場所なのか、動きなのか、強さなのか、深さなのか、生徒が求めているものを冷静に知ることが必要です。

 コミュニケーションはキャッチボールです。受け取ったら返します。
 どんな気持ちでやってくるのか、何を求めてやってくるのか、何をどの程度どのように返せばいいのか、何よりも、カンチョーを生徒に選ばせないようにするにはどうしたら良いか、先生は教室でロボット以外のことも必死に考えています。