橋下市長の発言を政治に携わる人として見てみる | Core Infinity Views

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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘 の視点を記します。

 「橋下市長の慰安婦関係の発言を題材に
  http://views.core-infinity.jp/?p=770

 という記事を書きました。


    『「事実と価値判断と倫理」を分けよう』


 という主張は変わりません。

 ですが、「政治家とはどうあるべきか?」は別個に議論しなきゃいけないテーマです。


   ●政治家は、法律に基づいて厳密に行動、判断しなきゃならない


 というのではなく、


   ●国民や市民の生活のため、必要とあらば法律や条例を作り、
    柔軟に運用するよう促す役割がある。
    同時に、国民や市民の意見や要望を十分に理解し、一方で国
    民や市民が納得する説明をしなければならない。


 という存在です。
 「感情的に受け入れてもらえる」ように、調整し、丁寧に説明する必要があるのです。

 また、池澤夏樹さんが論じられていたように、
 ((終わりと始まり)憲法をどう論じようか
  http://digital.asahi.com/articles/TKY201305070337.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201305070337
 政治家個人や政党の政策や考え方はいわば定食のようなもので、一つ一つの政策や考え方を望む/望まないにかかわらずすべてがワンセットでついてきます。


 その覚悟が必要だし、自分が選挙で選ばれたからって、すべての政策に賛成の票をもらったと考えてはいけません。


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 さらに、「政治」「外交」は、事実に基づいて裁判所が判断するものではなく、
 互いが「定食」の複雑な背景を持つ利害関係者同士の交渉です。

 発言する内容、発言の仕方は、十分に考えて行う必要があります。
 一人の発言が、別の人の被害に繋がったら、その責任は取らなくてはいけません。
 そこまで影響力が大きい存在だと理解しておく必要があります。


 橋下さんは、それを知らないはずはないと思うのですが。
 事実と発言の意味が、最適なものであったとしても、
 そういう意味で、不用意な発言だったと感じます。

 飲み屋で、もしくは友達同士がひっそりと話しているレベルだったら、何の問題もないことです。
 私とは、意見が合わないことがいくつもあります。
 でも、論点や主張がはっきりしているので、話を逸らしたり変えたりしないでしょうし、わかりやすくていい人だと思っていますよ。