心理学では、子供のころの環境が人の性格や心理に
大きく影響を及ぼすことがわかっています。
そして、兄妹の中で何番目なのかが、
性格や生き方に大きく影響を与えています。
もちろん、「長男だから○○、末っ子だから△△」と
一概にいうことはできませんし、そういった偏見はよくありませんが、
その意味を適切に把握することで、自分や他者への理解につながるでしょう。
今回は、何番目に生まれた方によって見えてくる性格の違いについて、
心理学的にこれまで分かっている傾向を解説します。
【長子】
● 特徴
・目上の人の言うことをきく
・我慢強い
・忍耐強い
・責任感がある
● 解説
両親にとって初めての子供なので、厳しさと愛情をバランスよく注がれて育ちます。
しかし、弟妹たちの誕生によって両親の愛情が自分一人だけに向かなくなるので、
そこで甘える気持ちを封印し、親の言うことをきいたり(我慢強さ)、
弟妹たちの面倒をみる(面倒見のよさ)ことで親に認めてもらおうとします。
そんなコツコツと忍耐強く、責任感を持って物事にあたっていく性質があるためか、一説によると、化学や物理学の分野においてノーベル賞を受賞した研究者や、向井千秋さんなどの宇宙飛行士などには長男・長女が多いといわれています。
【中間子】
● 特徴
・ハッキリとした自己主張
・マイペース
・周りの空気を読む
・協調性がある
● 解説
あるときは「上に見習いなさい」と言われ、またあるときには「下の面倒を見なさい」と言われながら育つので、兄妹関係において自分のポジションを明確にしようとするため、自己主張のスキルを高めていったり、家族の中で空気を読んだり距離感をはかることを学んでいきます。また、親の愛情も分散するので、その寂しさから目立とうとするか、独立独歩のマイペースになるかのどちらかになる可能性が高いのが特徴です。自分のポジショニングや調整力を上手く利用する能力が求められるからか、中間子には小泉純一郎や安部晋三など、日本の首相が多いようです。
【末っ子】
● 特徴
・甘え上手
・要領がよい
・負けん気が強い
・チャレンジ精神旺盛
● 解説
末っ子は、親がもっとも手をかけずに育つため、いつまでも「おチビちゃん」扱いで、意見も「ハイハイ」と流されがち。それゆえに、周りから注目されると調子に乗りやすい傾向があるようです。また、お兄ちゃん、お姉ちゃんの成功や失敗を見て、学んで育つため、要領よくものごとをこなしていくことができるようになります。しかし、親からは上と比較されることがあるので、そこで負けん気やチャレンジ精神を培っていきます。ゴルフの宮里藍さんや、サッカーの本田圭介さんなど、プロのスポーツで能力を発揮する人が多いのも特徴です。
【一人っ子】
● 特徴
・マイペース
・芯が強い
・独創的
・芸術肌
● 解説
一人っ子は、よく周りから末っ子と同じで「甘やかされて育つ」と思われがちですが、逆に「一人っ子だからこそ」という理由からか、親から厳しくしつけられることもあり、それによって芯の強さが育まれていくことが多いです。しかし、兄妹がいないためマイペースで、それゆえに周囲との距離感や気配りに関しては主に友人関係から培っていきます。そこから独創的な発想や世界観を持つことが多いので、村上春樹さんや坂本龍一さんなど、音楽や文学などの芸術面で才能を発揮する人が多い傾向があります。
いかがでしたか

上記に関してはあくまで一般的な見解であり、
もちろん年齢差や性別、家族構成によって性格傾向は変わりえます。
しかし、一般的な傾向を知っておくことで、
自分自身だけではなく周りの人の理解にもつながります。
ぜひ上記を参考にして頂き、
あなた自身がこれまで家族の中でどんな仮面をつけていたのか
を再認識し、ときにはそれを外して「あなた自身」として
いることができるきっかけになれば幸いです

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