物事を合理的に捉えようとすることがあります。
イソップ物語の「すっぱいブドウ」の話をご存知ですか。
むかしむかし、あるところに一匹のキツネがいました。
ある日、そのキツネが森を散歩していると、
木にブドウが実っているのを発見しました。
キツネは、どうしてもそれが食べたくなり、
取ろうとして何度も飛び跳ねますが、
あと一歩のところで届きません。
それで、あきらめたキツネが捨て台詞を吐くのです。
「このブドウはどうせすっぱいに決まっている!誰が食べるもんか!」
ようは「負け惜しみ」というやつですね。
フロイトはこの心理を「合理化」と呼んでいます。
つまり、自分自身のその時感じたフラストレーションを
解消するための深層心理なのです。
同様の事は、色々な場面で当てはまります。
例えば、何度か挑戦しても、それが達成されないと「合理化」する。
心のどこかで出世したいと思っているビジネスマンなら
「出世なんて、責任や負担が増えるだけでくだらない!」とか。
心のどこかで美しくなりたいと思っているOLなら
「そこまでお金をかけてまで、綺麗になんてなりたくなんてない!」
とか。
同じ事は、お金を稼ぐ事にも当てはまります。
お金を稼ごうとしても、できそうにないと、
「どうせお金持ちになっても、幸せになれない」
といった形で、自分の中で「合理化」します。
もしくは、例えば、
必要以上のお金を目指してはいけない。
お金持ちになるために挑戦して、失敗したくない。
お金を稼ぐのは責任が重い。
お金持ちになったら、どうせ批判される。
お金を稼ぐことで、人生の楽しみを放棄したくない。
私はお金を稼げる器ではない。
お金を稼ぐ事で、それ以外のものを犠牲にしたくない。
お金持ちの家に生まれなければ、お金持ちになれない。
お金持ちは、影で悪いことをしている。
現時点で快適なので、これ以上稼がなくていい。
お金を稼いでも、結局税金で取られるだけだ。
お金持ちより、貧乏人の方が精神性が高い。
などなど。
(1個でも該当したら要注意です。)
私自身、色々な経営者や起業家を見てきましたが、
こういったお金に対するブレーキがあると、
「でも……」とか、「だけど……」とか、
色々と反論が出てくるのです。
そして、いくら良いノウハウを私がお伝えしても、
挙げ句の果てには、
「このノウハウは私には向いていないと思います。
もっと良いノウハウはありませんか?」
と、気が付いたらノウハウ難民、
セミナージプシーになってしまうのです。
そして興味深いことに、当の本人は、
「自分の心にお金のブレーキがあるせいで
ノウハウを実践できないこと」に気づいていないのです。
「悪いのはノウハウだ」と考えて、
上手く行かなければ別の新しいノウハウに
お金を使い続けるのです。
結局、自分自身の心のブレーキがとれないと
収入も、ビジネスも、人生も変わりません。
「でも・・・」
「だけど・・・」
あなたは今、どんな心のブレーキを踏んでいますか。
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