日記帳部屋を掃除していたら、亡くなった祖父の日記が出てきた。慌ただしいなかで、少し見入る。弱々しい祖父の字。不安に苛まれる日々の記録…いつまで生きられるだろうか、と。同じ時間、同じ空間で過ごしてきたが、祖父の心を少しでも感じ取ることが出来ただろうか。ふと考え、涙を流す。