遡る事9月25日私達は、万博閉幕後に名残惜しみつつ、次々と各ゲートへ向かう万博ファンたちの足並みに逆らう様に、とあるパビリオンに足を向けていた。深夜から開始されるカナダ館のラストパーティーに参加する為である。自身、万博グランドフィナーレの感動のシャワーを浴び、口々にその思い出を語りつつ、パーティー会場へ向かう道すがら、私達は叶うべくも無い願いを胸に、あるパビリオンの前に佇む。

一度に1000名以上を飲み込むように受け入れていくアメリカ館・・・

フィナーレの興奮が徐々に静寂に向いつつある今、世界最高ランクのVIPを安全に招き迎える為に、凛と立ちはだかっていたという、もう一つ側面を、おぼろげながら浮かび上がらせる。

ショーファードリブンの車寄せが直接アメリカ館のVIP専用通路へ導かれる配慮や、VIP専用通路をあたかも“自然の要塞“のように取り巻く立地条件が、如何ほどの重要なお忍びVIPが訪れたことであろうとの想像を掻き立てる。

星条旗をイメージし、特別に注文して作られた巨大ネットを背景とした「USA」の文字が、その存在のすべてを語っているかの様である。

このランドマーク・オブジェを手にしたい!

しばしその情景に身をゆだねた後、目的とする「カナダ館の深夜パーティー」に向ったのである。

その時、この優美なランドマークを、コレコーレの店先に飾る、感動の日が訪れようとは、コレコーレの誰もが、アメリカ館の誰もが想像する由も無かったのである。

PA110816

PA110829