展覧会 岡本太郎 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

クリスマス・イヴはひとりでぶらりと上野の美術館めぐりに

いってきた。

土曜日ということもあって、上野界隈は人の出がけっこうすごい。

よってアメ横は立ち寄らず美術館へ。

 

東京都美術館

『展覧会 岡本太郎』

もうすぐ終わりだがサイトはココ

 

 

岡本太郎ってかろうじてリアルタイムでしっている世代。

やはり「芸術は爆発だ!」のフレーズで有名だ。

難しそうな反面、面白そうなので観にゆくことにした。

 

上野周辺も混んでいたが、美術館のなかも大盛況だ。

もう開催の終わりも近いこともあって、駆け込みでくる

お客さんも多いのだろう。

 

長いアプローチを通って、入口に向かう。そして入場。

オレは借りなかったが音声ガイドは阿部サダヲ。

 

中は一部のエリア(作品)をのぞいて撮影可らしい。

美術館も変わった。

昔は撮影不可だったが、今はSNSで拡散された方が宣伝になるからか

あるいは、SNS掲載目的のお客さんを呼びこむためか、撮影可の

美術館が多い。

 

 

入口を入ると、よく見るあのモニュメントがあった。

 

 

企画は第1章から第6章までで構成されている。

 

第1章 岡本太郎誕生 パリ時代

第2章 創造の孤独 日本の文化を挑発する

第3章 人間の根源 呪力の魅惑

第4章 大衆の中の芸術

第5章 ふたつの太陽 〈太陽の塔〉と〈明日の神話〉

第6章 黒い目の深淵 つき抜けた孤独

 

絵画だけでなくマスクや時計、オブジェなど展示は多岐にわたる。

芸術疎いので、岡本太郎といったら太陽の塔しかイメージなく、どんな絵を描いて

いたのかしらなかっただけに、ああ、こういう画を描いていたんだなあと

勉強になった。

 

抽象的な画が多かったが、もっとも印象に残ったのはこれ。

「傷ましき腕」

という作品。

 

 

パンフによると、国際シュルレアリスム・パリ展に出品され、高い評価を

得たようだ。

 

なんだろう、他の作品と比べてちょっと闇を感じるというか、妙にホラーチックで

おどろおどろしいところがオレ好み。

 

好きな芸風である。

 

「太陽の塔」の縮小版みたいなのもしっかりあった。

 

 

実物の50ぶんの1スケールらしい。

 

他にもたくさんの作品があり、ほとんどが撮影可だったが、前に書いたとおり

スマホからなかなか画像が送れないので、今回はこれだけしか撮影しなかった。

(今回も4画像もパソコンに送信する際なかなか重く送れなかった)

 

こうして美術館とかで芸術作品を観て回ると、やはり自分にもし才能がすこし

でもあったとするならば、美術系の学校にいけるものならいけばよかったなと

毎回考える。

 

表現を手段としてもっている人はほんとに羨ましい。

 

とにかく岡本太郎の世界がわかりやすい企画だった。

 

開催は12月28日まで。