前回のまんがぱーくのルポからの流れで、漫画の話を少々。
日本を代表する漫画のひとつといえばやはり鳥山明の「ドラゴンボール」。
高校生時代にフリーザ編がジャンプで連載されていて、その後にセル編や
魔人ブウ編が開始されたんだけれどそのころには若僧ながら、オトナの
事情を理解しはじめてきて「鳥山明もさぞ大変だっただろうなあ」とつくづく感じるよう
になってきた。
多くの週刊少年ジャンプファンがわかっているとおり、作者の鳥山明はフリーザとの
闘いが最高潮になり終わったところで連載を終了したかったのである。
だけど、あそこまで人気作品になると雑誌発行部数にも大きな影響をきたすので
編集部が連載を終了させてくれない。
なのでフリーザが宇宙で最強だといっておきながらも、倒したあとにセルやら
ブウやらどんどん登場した。
その途中途中でも鳥山明ができるだけストーリーを引っ張ろうとして必死に
様々な噛ませ犬キャラや、つなぎ的な敵キャラを登場させたのがわかる。
フリーザ編においては一度ラスボスのフリーザと対峙しているにもかかわらず
その後にギニュー特戦隊なる5人が挿入的に登場し、本格的なフリーザとの対決は
その5人の戦いのあとになった。
フリーザ編が終了したあとには自らの体を改造したレッドリボン軍のドクターゲロが
柳原可奈子似の人造人間をつれてふたりで登場し、そのふたりがやられたあとも
また別の美男美女の人造人間が現れたが、その合計4人との戦いも結果的にはセルが
出現するまでの前座的なバトルだった。
セル編が終わったあとの魔人ブウ編における魔界の王ダーブラもどちらかといえば
噛ませ犬。
キャラだけじゃない。
登場人物が次から次へ特殊技も取得した。
悟空が瞬間移動を取得したときはさすがに「もうなんでもアリになったか(笑)」と
思ったが、悟天とトランクスのふたりがひとりに合体?してゴテンクスという戦士になった
ときも同様になんでもアリか、と思ってしまった。
合体といえばいいのか、それとも融合といえばいいのかわからないが、その技の
名前はフュージョン。
ゲームのドラクエでいえば、魔法使いがダーマの神殿で転職して、魔法使いと
僧侶の両方の能力を持った賢者になるようなことに近いかもしれない。
なんとそのフュージョンがラーメンの世界にもでてきたらしい。
と、いうことでまんがぱーくのあと、確認すべく立川アレアレアのラーメンスクエアへいざ。
久々のラーメンスクエア。
HPはこちら
そして目的の店はオープンしたばかりのここだ。
『火の豚』
ラーメン界において、辛さと赤さを現す「火」をしめすのは蒙古タンメン中本。
そして、「豚」を現すのはもちろん、「ラーメン二郎」。
このラーメン界の雄である2ラーメンがなんとひとつになったというのだから
これは試してみるしかない。
入口の券売機で食券を買い入店。
卓はうまっていたので空いていたカウンターの一番はじへ座る。
マシなどにおいてはオーダー時に伝える。
こちらがオレの頼んだ看板メニュー。
「フュージョン」 800円
悟天とトランクスの合体のように、二郎と中本の一体系である。
商品名はフュージョンでよかった。
これが「中本二郎」とかになっていたら、まるで全日本有線大賞で新人賞を獲得
した演歌歌手みたいなネーミングになるところだ。
麺は中太の二郎ベースである。
スープも二郎。だけど比較的さっぱりめ。
野菜においてはキャベツはなくモヤシのみ。
これは中本の「あん」との相性を考えてのものっぽい。
パンチのある個性とパンチのある個性がぶつかりあってしまっているだけに
個性が多少相殺されてしまっている部分はあるかもだけれど、それでもやはり美味い。
流れとしては、先に中本のほうを味わって減らしてから、二郎のほうの麺とスープを
楽しんだほうがベストっぽい。
後半中本のほうが残るとそれが二郎系のスープに溶けて味が薄くなる傾向がある
ので、麺にかけられている中本のアンのほうをいくらか味わいながら片付けるべし。
ちなみに「火の豚」は他の地域にもあるようだ。




