このコラムで過去5回、分子整合栄養医学を用いたダイエット法「オーソモレキュラーダイエット」について、5つの健康状態タイプとおすすめのダイエット法についてお話ししてきました。

 

1.消化力低下タイプ

2.食後高血糖タイプ

3.慢性疲労タイプ

4.鉄欠乏性貧血タイプ

5.基礎代謝低下タイプ

 

あなたはどのタイプに当てはまっていましたか?

 

人それぞれ性別・年齢・活動量・体質・健康状態タイプなどの「個体差」があるので、そこを考慮してダイエット法を選ぶということが大切になるということと、

食べないダイエットは栄養不足を引き起こしリバウンドに繋がるので、基本は「しっかり食べる」ということがダイエットの近道である

ということがお分かりいただけたと思います。

 

では、今回は、その食べ方について共通しておすすめされていることをお伝えします。

 

 

1.   朝食をしっかり食べよう

朝食は体内リズムを整える要であり、三食食べることでエネルギー不足から起こる基礎代謝力低下を防ぎます。ダイエット成功にはたんぱく質を意識した朝食をしっかり食べましょう。

 

2.   消化を助ける食材を取り入れよう

たんぱく質や脂質をしっかり消化吸収するために必要なアプローチです。消化を助ける酢の物・クエン酸・梅干し・レモンや、胆汁酸分泌を助ける杜仲茶・大麦・キノコ類・海藻類・こんにゃくなどを取り入れましょう。

 

3.   食物繊維をとろう

食物繊維は血糖値の上昇を抑え、腸内環境改善にも欠かせません。穀類・海藻・キノコ類・ねばねば食材などを積極的にとりましょう。

 

4.   ボーンブロスを取り入れよう

飲む点滴とも呼ばれ、栄養満点のボーンブロススープは最高の養生食であり、過食も抑えてくれる優れものです。美肌作りにも役立ちます。

 

5.   魚を食べよう

魚に含まれるEPA・DHAは実は抗肥満作用があります。中性脂肪を下げたい方も、手軽なさば缶やいわし缶・さんま缶などで取り入れましょう。

 

6.   主食の種類を変えて分食しよう

主食の炭水化物をカットすると基礎代謝が低下するので、大麦・もち麦・高アミロース米・分つき米などに変えて「分食」で対応しましょう。

 

7.   ミネラル食材をとろう

ミネラルは身体の円滑な代謝や血糖コントロールになくてはならないものです。日本人に不足しがちなマグネシウムが豊富な食材=煮干し・ごま・あおさ・にがり・ヘンプシードナッツ・アマランサスなども取り入れましょう。

 

 

人生100年時代を長く生き生きと過ごすためには、短期的な極端なダイエットではなく、しっかり食べて健康に痩せるダイエットをしていきたいですね!