マチュピチュからの発掘品、ペルーへの返還始る・・ | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

1912から1915年にかけて
ハイラムビンガムを筆頭とするエール大学とナショナル・ジオグラフィック誌の研究グループ
がマチュピチュの発掘調査を行った。

後に欧米でいうところのマチュピチュ遺跡の発見である。

このとき、
「この遺跡で発掘されたものはアメリカに持ち帰って研究してもいい、
ただし1年半後にはペルーに戻す・・」

という約束をハイラム・ビンガムはペルー政府からとりつけている。

しかし、この返還の約束は果たされることはなく、
ペルー政府の再三の返還要求にも応じることはなく、
エール大学は発掘品を所蔵し続けた。

業をにやしたペルー政府はアメリカで訴訟を始め、
ナショナル・ジオグラフィック誌も返還すべきという論調をとり、
昨年、ようやくエール大学は「マチュピチュ発見100周年」を記念に
返還を約束した。

そして3月30日、ついに返還品の第一陣が到着。

大統領政庁(palacio de gobierno)での無料展示に備えて
梱包を解いている最中。

政庁到着時に
ガルシア大統領は語った。
「この発掘品の帰還はペルーの尊厳を示すものだ
(Su regreso representa nuestra dignidad)」


ハイラム・ビンガムたちがアメリカに持ち帰ったものは
2012年にすべての返還が完了することになっている。

なお、来週末より返還された発掘品は
大統領政庁で展示され、
その後クスコの"CASA CONCHA(Santa Catalina Ancha通り)"に
移送され、所蔵、展示が行われる予定になっている。