自分の息子といってもいいくらいの10歳の少年とコンクールで踊りって3位になった・。
出場予定のなかったコンクールのアカデミー内対抗の部。
私はアカデミー内対抗の大人の部の前回優勝者として模範演技のあと、
ナショナルクラスの出番待ちをしていたときのこと。
アカデミー内対抗10歳から13歳の部の競技が始まったのに、
出番を前にパートナーが帰ってしまって、オロオロしている子がいた。
もうフロアーに出る直前だった・・。
先生が
「kayoquin!パートナーになってやれ!」
えー!!
ビックリしながらも即座に応じてしまった。わたし・・。
年の差、30歳。
通常のコンクールとは違う、ルールがある程度融通が効く
アカデミー内対抗だからこそのアクシデントだった。
その男の子はその日がはじめてのコンクール・・。
まだ上級クラスにあがったばかり、
おまけに正直いって、センスなし・・。
その子ができる技を引き出すように、技の名前を叫びながら、教えるように踊ってあげた・。
"Vamos!"
気合を入れながら!
結果は決勝進出。
お母さんが、泣いて
「ありがとう!」
でも私は即座に
「彼が評価されたのであって、私じゃないですから・・」
決勝進出3組中2組は、他の大きな都市のコンクールでも優勝経験のある兵たち。
結局は3位に終わった。
でも、満足・・踊り終わってから、得点の発表があって、3位に終わったことを知ったあと。
彼を抱きしめてしまった。
「よくがんばったね。他の子達はみんなずっとコンクールに出ていて、優勝経験もあるんだよ。
君はまだ踊り始めたばかり、スゴイじゃない!」
全国チャンプのアルバリートにはまあ、絶対追いつけない、ダサい踊り手だけど、
小さな子のがんばりを見られるって、マリネラのアカデミーにいる役得。
自分の本来の出番前にかなり疲れてしまって、
自分には何の利益にはならないけど、静かな満足感を得ることができた。
がんばろうね・・みんな。