「起りうることはすべて最高のこと」
http://katamich.exblog.jp/ より
あるインドの王国の話。王様はジャグーという家臣をたいそう信頼して
いて、何をするにもジャグーに聞いてからするほど。そしてジャグーは い
つも「起りうる ことはすべて最高のことでございます」と口癖のように答
えていました。王様がやりたいことに対して、すべてそのように返答するこ
とも、王 様はお気に入りで した。
しかし、他の家臣はジャグーに対してあまりよい思いをしていません。
ジャグーばかりが贔屓されるのが面白くないのです。
ある日、王様は狩に出かけることになりました。例によってジャグーに
「狩に行ってもよいだろうか」と尋ねたところ、ジャグーは当然、「は
い、起りうること はすべて最高のことでございます」と答え、ジャグーを
付添として狩に連れて行きました。しかし、その狩の最中、王様は馬から落
ちて怪我を してしまったので す。
他の家臣はここぞとばかりにジャグーに詰め寄ります。
「王様が狩に行くのをオマエが止めていたら、王様は怪我しなった。どう責
任とるんだ!」、と。
するとジャグーはこう言いました。
「起りうることはすべて最高のことでございます」
他の家臣たちはジャグーの言葉をそのまま王様に伝えたところ、王様は「余
の不幸をそのように喜んでおるのか!」と激怒して、ジャグーは罰 として
牢屋に閉じ込められてしまいました。
その後、王様は動けるほどに怪我も治り、ある日、別の家臣を連れて狩
に出かけます。しかし、獲物を追いかけているうちに、王様は家臣たち と
はぐれてしま い、山奥へとひとり迷ってしまったのです。そこで、王様は
山奥の部族と遭遇します。かくまってくれると思いきや、「土地の神様に捧
げよ う」となり、なんと 生贄にされることが決まったのです。
いよいよ王様は生贄として、火の中に放り込まれようとするその瞬間、部
族の男が王様の傷に気が付き ます。以前の狩で負った傷が完全には治って
いなかったのです。それを見た部族の男が、「こやつは傷を負っているでは
ないか!こんなのは神 に捧げられん!」 と言って、王様を放り出してしま
いました。
その後、王様はなんとか国に帰ることができ、牢屋に入っているジャグー
を呼び寄せ、意見を聞いてみました。するとジャグーはやはり、
「起りうることはすべて最高のことでございます」
と 答えます。もしもあの時、ジャグーと一緒に狩に行っていなかったら、
怪我を負うこともなく、もしかしたら次の狩で部族の生贄にされていた か
もしれない。今 こうやって無事にいることも、やはりジャグーの言う通
り、「起りうることはすべて最高のこと」だったと、王様は悟ったのです。
ジャグーは続けて言います。
「もしも私が牢屋に入れられていなかったら、王様から片時も離れない私の
こと。きっと部族にとらえられて、私の方が生贄にされるところで した。
王様、牢屋に入れて頂き、ありがとうございました。やはり起りうることは
すべて最高のことでございます」、と。
王様はジャグーの言うことを、完全に理解することができました。
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